「しょうが(生姜)」の育て方・栽培方法(ショウガ科)

基本情報

原産地:南アジア(インド、マレー半島) / 分類:ショウガ科ショウガ属 / 学名:Zingiber officinale / 英名:Ginger / 種類:根生姜、葉生姜、矢生姜(筆生姜)、大生姜、中生姜、小生姜 / 品種:おたふく、印度、三州、黄生姜、金時、谷中 / 主産地:高知県、熊本県、宮崎県、千葉県など / 生育適温:25~30℃ / 適正土壌ph:5.5~6.0 / 植付け時期:4~5月 / 収穫時期:筆生姜(6~7月)、葉生姜(7~8月)、根生姜(10~11月)

栽培のポイント

地温が最低15℃以上になってから植え付けする / 連作障害を避ける為、4~5年は間隔を空ける / 乾燥を嫌うのでマルチや水遣りを行う / じゃがいもとは相性が悪いので輪作しない / 強い日差しが苦手で半日陰でも育つ

由来・歴史

インドからマレー半島にかけての熱帯アジア原産の生姜はインド、中国、ヨーロッパへと紀元前には既に伝来し利用されていました。生姜は食用としてだけでなく、医薬品として薬用利用される事が多く、その健胃作用、抗菌作用、殺菌作用などが注目されてきました。日本へは紀元3世紀には中国から伝来し、当時は山椒と同じく「はじかみ」と呼ばれ、食品の調味料として利用されました。「しょうが」と呼ばれる様になったのは江戸時代からといわれ、当時生姜の一大産地だった台東区谷中に由来して現在でも「谷中しょうが」と呼ばれる品種があります。現在では日本各地で栽培されていますが、熱帯アジア原産の生姜は温暖な気候が適している為、高知県、熊本県、宮崎県などでの生産が盛んです。

「種しょうが」の購入 (05/27)

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しょうがを作るには種や苗ではなく、「種しょうが」を植え付けます。「じゃがいも」「さといも」の様に種芋を植え付けて何倍にも増やす栽培の仕方です。前年も作った事があれば自家栽培のしょうがを保存しておき「種しょうが」として利用する事も可能ですが、はじめて作る方は園芸店等で「種しょうが」を購入しなければなりません。「ふじやま」さんははじめての栽培で「種しょうが」を購入しようと思ったのですが、4月に園芸店を訪れてあまりの値段の高さに栽培を断念していました。「種しょうが」は某園芸店で「三州白芽」種の千葉県産550gで798円もしたからです。550gですからたしかにまあまあ入っていますが、栽培初期の種の植え付けにこれだけの投資はしたくありません。「ふじやま」さんの家庭菜園はコストパフォーマンスを重視していますから、これではあまりにも高価なしょうがになってしまいます。値段の高さに諦めざるを得ませんでしたが、実は5月下旬になってまた訪れると、売れ残りがなんと100円で販売していました。しょうがの植え付けは4月下旬から5月上旬と時期は多少過ぎていましたが、100円なら見逃せません。1袋550g入りの「種しょうが」を3袋購入しました。

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しょうがの種類

しょうがは地下茎が肥大してできたもので、塊茎の大きさで「大しょうが」、「中しょうが」、「小しょうが」に分けられます。「大しょうが」は塊茎が大きく、生育期間も長く、大きいものでは1kg程度になるものもあります。甘酢漬け等の漬物や薬味に主に使用されます。「中しょうが」は大しょうがより小さいですが辛味も強く、主に漬物や加工品使われます。「小しょうが」は小ぶりで生育期間も短く、主に葉しょうがとして生食に利用されます。大きさによる分類の他にも、部位によって「葉しょうが」、「新しょうが」、「ひねしょうが」に分けられます。

「三州白芽」しょうが

「三州白芽」しょうがは比較的作りやすい家庭菜園でも人気の品種です。分類上は「小しょうが」にあたり、塊茎の大きさが約300~400g程度になります。「金時」や「谷中」しょうがも同じ「小しょうが」の部類です。主に葉生姜として消費され、根しょうがとしてはあまり利用されません。他にも漬物やおろして薬味に使われます。貯蔵性も高く、食欲増進効果や殺菌効果も期待できます。

 

「種しょうが」の植え付け(05/27)

「種しょうが」を園芸店で購入後、すぐに植え付けを行いました。本来なら4月下旬から5月上旬位までが植え付け適期ですが、「種しょうが」を安く購入できたので急遽作付けを行いました。思いつきで急に始めたので、しょうが用の畑の準備はしていませんでした。どこに植えつけるか迷いましたが、植え付け時期は過ぎているので今から苦土石灰や肥料をまいて1、2週間待つなど悠長な事はできません。結局、「とうもろこし」の栽培用に準備していた畝をそのまま使用する事にしました。「とうもろこし」は既に3畝栽培中ですので、4畝目をつくるより「しょうが」を作って野菜の種類を増やした方が良いと判断しました。「とうもろこし」は多くの肥料を必要としますので、すでに土作りや施肥はしっかりと済んでいます。「しょうが」の栽培には申し分ない土に仕上がっているはずです。もちろん、ここ数年は同じ場所でしょうがは作っていませんので、連作障害の心配はありません。植え付けする時は株間が20cm程度で深さ5cm位の浅植えにします。1株50g程度のものを植え付ければ良いのですが、100g程度もする大きい種しょうがは適当な大きさに切って、切り口を乾かしてから植え付けします。「種しょうが」の購入時に既に芽が出ていればよいですが、まだ出ていなければ芽が出るまで数日保管してから植え付けると成長が早まります。

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芽が出始めたが生育遅れの「しょうが」(07/10)

春大根が順調に育っていたのですが、一部の大根に残念ながら「とうがたって」しまいました。春大根の品種の特性上、ある程度は気温の上昇に強いはずなのですが、もう5月下旬で暖かくなってきたからでしょうか。もっと早く、3月位に種まきすれば良かったのかもしれません。「とうがたって」しまうと栄養分がそちらに流れてしまい、味が落ちてしまうので、すぐに収穫しなければなりません。まだ生育途中の大根で小ぶりですが、今日4本収穫しました。最近急に暖かくなってきて、5月なのに7月又は8月の陽気の日があります。そうした急激な気温の上昇が野菜の生育にも影響を与えて、結果として大根にとうがたってしまったのだと思います。やっぱり野菜の栽培は難しいですね。

少し遅めの「葉しょうが」初収穫 (09/18)

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5月下旬に植えつけたしょうがですが、9月中旬になってようやく初収穫しました。9月にもなると「トマト」「なす」などの夏野菜もほとんどとれなくなり、野菜がどうしても不足してしまうので「しょうが」を収穫した次第です。生育が大分遅れていたので7月、8月は放置していたら、「青しそ」が勝手に成長して穂を出すまでになりました。抜いてしまうのも勿体無いのでそのままにしていたら、「しょうが」畑なのか「しそ畑」なのかわからないほどになってしまいました。それでも「しょうが」は多少の日陰でも十分育つので、両方混生させておいたわけです。このまま「しょうが」を置いておけば更に大きくなって秋には収穫できると思いますが、あまり沢山つくっても調理に困るのでなるべく早く収穫するつもりです。少し遅くなりましたが試しに2株ほど抜いてみる事にしました。収穫まで十分待った事もあって、丸々と太った美味しそうな「葉しょうが」がとれました。「葉しょうが」はそのまま味噌をつけてかじりますが、「葉しょうが」の下に「種しょうが」が付いており、すりおろして薬味として利用できます。早速、「葉しょうが」を食べてみましたが、香りが良くてとてもおいしかったです。


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