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半身萎凋病の特徴、予防と対策

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半身萎凋病(はんしんいちょうびょう)の特徴

半身萎凋病は葉や株の片側半分だけが黄色や褐色に変化して萎れたり枯れてしまう病気です。

地温が22~28℃、水はけが悪い土壌、日照時間が短いなど様々な条件が重なった5~7月の特に梅雨の時期に発生しやすくなります。

初期では株の下方の下位葉の片側だけに症状が現れますが、次第に中位から上位へも症状が現れ、最終的には株が枯れてしまいます。

カビの一種である糸状菌が原因の病気で、土壌内に菌が発生して植物の傷んだ根の部分から病原菌が侵入していきます。

侵入した菌は根から株全体へと取り込まれ、感染が拡大します。

きゅうりの半身萎凋病
photo by Scot Nelson

半身萎凋病の予防と対策

発病した株は早期に畑・菜園外にて処分する必要がありますが、病原菌は土壌内に残っているので次に同じ場所で作付けする場合には注意が必要です。

太陽熱による土壌消毒や薬剤による消毒を行えれば問題ないのですが、こうした消毒ができない又はしたくない場合は別の対策が必要です。

すなわち、連作をしない、輪作をする、半身萎凋病が発生しやすい野菜を作らない、抵抗性のある品種や接木苗を利用するなどが挙げられます。

半身萎凋病はナス科の野菜に多く発生する事が知られており、ナス科ではナス、トマト、ミニトマト、ピーマン、シシトウ、トウガラシ、ナス科以外ではオクラ、イチゴ、白菜、大根などが発病しやすい野菜です。

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