1「きゅうり」の育て方・栽培方法 (ウリ科)

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基本情報

分類:ウリ科キュウリ属 / 原産地:ヒマラヤ山脈 / 学名:Cucumis sativus L. / 和名:キュウリ(胡瓜) / 英名:cucumber / 品種:白イボ系、黒イボ系、イボなし、四葉(スーヨー)、加賀太など / 主産地:宮崎、群馬、埼玉など / 発芽適温:20~30℃ / 生育適温:18~25℃ / 種まき時期:4月~7月 / 苗の植え付け時期:5~7月/ 収穫時期:6月~9月

栽培のポイント

連作は嫌うので3~4年は間隔を空ける / 乾燥に弱いので水遣り、マルチ、敷きわらなどを活用する / 受粉せずとも大きくなるので人工授粉は必要なし / 早めの収穫で株を疲れさせない

由来・歴史

ヒマラヤ原産の「きゅうり」は6世紀頃に中国から日本へ伝わりましたが、当時は「黄瓜」と呼ばれていました。これは中国では「きゅうり」を完熟させて皮が黄色くなるまで育てて食べていたからで、日本でも同様に育てていました。当時の「きゅうり」は食感も味もイマイチで人気が出ず、幕末になって品種改良が進み緑の未完熟の食感の良い「きゅうり」が出てくる様になると普及し始めました。「黄瓜(きうり)」の呼び名が訛って「きゅうり」と呼ばれる様になったのが由来です。現在では表面の刺が白い白イボ種、黒イボ種、四葉、加賀太など様々な品種がありますが、白イボ種が市場の9割以上を占めています。

種から育てた「地這いきゅうり」(撮影日:06/11)

今年はきゅうりを作らないつもりでしたが、地面に這わせる「地這いきゅうり」を作ることにしました。昨年は2株ほど苗を買ってきて植えましたが、梅雨の長雨で全滅してしまい全く収穫できませんでした。昨年の苦い経験から今年は最初から作らないと決めていたのですが、周りの畑で作っているのをみるとやはり作りたくなってしまいました。「ふじやま」さんの自宅に残っていた「地這いきゅうり」の種をさっそく撒いてみました。種のパッケージの裏面を見ると発芽率は90%以上とかなり期待できます。もう梅雨の時期ですが、発芽さえすればあとはなんとかなりそうです。マルチをして株間をしっかりとって1穴に3粒ずつまいたのですが、うまく発芽することができました。しばらくして気が付いたのですが、発芽したばかりの芽をナメクジが食べてしまっていたので、すぐさま「風除け」を設置することにしました。「風除け」は文字通り風を避けるためのものですが、害虫を寄せ付けない効果もあります。マルチのビニールに風除けをピッチリとつけて虫の侵入を防ぐようにしました。
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「風除け」で順調に育つ苗(撮影日:07/06)

dscf0006種まきから約1ヶ月が経ち、苗も順調に育ってきました。これもしっかりと「風除け」で保護していたお陰です。きゅうりの苗は軟弱なので、ある程度の大きさになるまでこのように保護が必要です。だいぶ大きくなってきて「風除け」には収まりきらなくなってきたので、そろそろ取り外さなければなりませんが、そのあとが心配です。下はマルチをして土に直に触れないようにしていますが、成長につれてつるが伸びれば藁などを敷く必要もあるかもしれません。地這いのきゅうりはまだこれからが成長期なので収穫はまだ程遠いです。

「地這いきゅうり」の「摘芯」(07/09)

支柱を立てて栽培する品種はある程度まで「摘芯」は必要ないのですが、地這いの場合は親づるが50cm位になったら「摘芯」する必要があります。「親づる」を摘芯する事で「子づる」と「孫づる」の成長を促します。つるを四方に地面に這わせて育てるのですが、率直な感想としてはやはり支柱立てで育てた方が良いのではと感じています。昨日は梅雨の大雨で地面がぬかるんでおり、こんな地面につるを這わせたらすぐ病気になりそうな気がします。その為にマルチを敷いて地面に触れるのを予防していますが、つるの成長にしたがって藁を敷くなど対策をする必要がありそうです。畑のスペースが足りず、畑の隅で栽培していますが、踏みつけてしまわない様に気をつけなければなりません。

「地這い」なのに支柱立て(撮影日:07/20)

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先日「摘芯」したきゅうりですが、結局「地這い」にせず、「支柱」を立てて育てることにしました。家庭菜園初心者の「ふじやま」さんは本当に行き当たりばったりですね。9株ほどあるきゅうりですが、先日実際に摘芯したのは4株だけなので、「支柱」を立てて栽培しても問題ありません。本当は「地這い」で育てたかったのですが、やはりスペースが狭く、踏みつけてしまう可能性や土に接して病気になる可能性もあるので、今からでも支柱を立てて栽培した方が良いと判断しました。支柱は既に家にありますので、ホームセンターで「きゅうりネット」なるものを購入して来ました。実際やってみると、やはりきゅうりは支柱栽培が一番良いと感じました。空中で栽培すれば場所もとりませんし、土がかからないので病気の心配も少なくなります。去年「地這い」で栽培してすぐ枯れてしまったので、今年は支柱が大活躍です。ビニールマルチを敷いて保護しているのも影響していると思いますが、今のところ順調に生育しています。

きゅうりの収穫(撮影日:07/30)

kyuuri2支柱栽培に切り替えてからつるが大分成長し、既に初収穫を終えましたが、今日もたくさん収穫できました。家庭菜園程度では1回に5本も収穫できれば十分です。夏のきゅうりは本当に美味で、今日もスライスしてマヨネーズをつけて食べました。きゅうりは曲がりが多くなると肥料不足のサインだそうですが、まだその兆候はなく、しばらくは順調に収穫できそうです。種から育てて元手がほとんどかかってないのに、こんなに美味しいきゅうりが収穫できるなんて、やっぱり野菜作りは楽しいですね。

追加で種まき

「きゅうりネット」で「支柱栽培」」が大成功したのに気を良くしたので、ネットの空いているスペースをみて追加で種まきをしました。今は収穫最盛期で申し分ありませんが、できれば長く収穫したいので、また種をまいて新たに株を育てる事にしました。今から種まきすれば今月末から来月にはまた収穫できるはずです。きゅうりの種は発芽率も高く、あっという間に育つので、病害にさえ気をつければ又おいしいきゅうりが収穫できると思います。

きゅうりづくしの猛暑(08/24)

今年は例年にない猛暑が続いていますが、きゅうりの収穫は至って順調で、毎日食べきれないほどです。2箇所の畝に10株ほど植えてありますが、ネット一面に成長した株からは毎日収穫があります。「ふじやま」さんもこの夏はほとんど毎日きゅうりを食べていて、お弁当にも持参していく有様です。今までこんなにきゅうりを食べた夏はないのではないでしょうか。他の野菜はといえば、「なす」は「更新剪定」をしてしまい、8月中は収穫が見込めません。「ピーマン」も最近の猛暑のせいか、収量がめっきり落ちてしまいました。「トマト」も十分な背丈に育ち、これ以上の収穫はさほど見込めません。8月になってからは「オクラ」が成長してきましたが、1日に2、3本程度しかとれません。というわけで、現在の野菜の収穫はほとんどきゅうり頼みです。

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