2「きゅうり」の育て方・栽培方法 (ウリ科)

3月下旬の種蒔き

dsc005321「きゅうり」の栽培も今年で2回目を迎え、栽培も手馴れたものになってきました。昨年は種蒔きが6月と遅くからのスタートとなり、収穫も遅かったので、今年は早めの種蒔きをしました。栽培が難しいと敬遠していたきゅうりですが、いざ作ってみるとコストパフォーマンスも高く、夏の家庭菜園には欠かせない野菜だと感じたからです。種袋の裏書説明には種蒔きは3月下旬よりと記載されていますが、3月でもまだまだ寒いので、3月末日の種蒔きとなりました。少しせっかちな感じもしますが、昨年収穫したきゅうりの美味しさが忘れられず、一刻も早い収穫を望んで早蒔きとなったのです。早蒔きするからにはしっかりと土作りを行い、ビニールマルチを敷いて地温の上昇を図る事を怠ってはいけません。透明のビニールマルチは後々雑草が生える心配もありますが、それにもまして地温の上昇効果は抜群です。早蒔き、早植えする場合はビニールマルチは欠かせません。もちろん温室栽培が最も栽培温度の上昇に寄与しますが、ただの家庭菜園レベルではとても温室は用意できません。ビニールマルチを張る事によって早蒔きを可能とし、土の跳ね返りによる病害防止にも役立つので本当に便利です。畝立てからビニールを張るマルチングは結構手間がかかりますが、手間をかけた分だけ必ず報われるのが野菜作りです。
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種まき後10日前後で発芽

dsc0015513月末に種蒔きした「きゅうり」が、4月8日にようやく発芽しました。種蒔きから約10日でようやく芽が出たのです。マルチシートで地温を上げていた事もあり、無事に発芽温度に到ったと思います。野菜作りの難関のひとつはやはり種が発芽するかどうかです。種蒔きする時には土質、気温、水分、日当たりなど適当な条件下で行わなければなりません。マメ科などは別にしても水遣りを欠かさずにしたり、種を蒔く深さにも気をつけたり、蒔く時期の天気を気にしたりと、種蒔きするには細心の注意が必要です。しかし、いったん発芽してしまえば、あとは特に水遣りに気をつければ、最初の難関は突破した事になります。あとはまだ幼くて弱弱しい苗を十分気を配って育てていく事が課題となります。

色付き肥料袋の風除け(05/01)

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3月下旬の種蒔きから1ヶ月が経ち、苗も4枚葉になり大分成長してきました。しかし、「かぼちゃ」の苗に比べると同じく種蒔きから育てたのに若干貧弱な感じは否めません。「かぼちゃ」の苗は勢いもあり、葉色も濃くしっかりしているのに、「きゅうり」の苗はいまだ小さく色も薄くて頼りない感じがします。違う野菜ですから比べるのもおかしな話ですが、どうも「風除け」の違いが成長の度合いに影響している気がしてなりません。「かぼちゃ」の苗は透明のビニール袋で風除けをつくり、完全に日光を浴びて育っていますが、「きゅうり」の苗は白の肥料袋を切って風除けにしており、日光を遮って成長しています。透明のビニール袋は日光をそのまま通し保温効果も抜群ですが、白の肥料袋では日光を遮ってしまいます。野菜の成長には日光は欠かせないので、その違いが成長の違いに出たのではないかとも思っています。もちろん、透明か白かにも一長1短があります。透明の場合は日光をそのまま通し保温性も優れていますが、あまりに天気が良くて気温が上昇し過ぎた場合は、貧弱な苗を強烈な日光と温度で傷めてしまいます。一方、白の肥料袋では日光をある程度遮ってしまい成長を妨げてしまいますが、気温が高く日射しが強すぎる場合には、貧弱な苗を強烈な日光と気温から保護してくれます。

種と苗でどちらから育てる

「きゅうり」は種と苗でどちらで育てた方が良いでしょうか。どちらも場合によりけりですが、初心者の方は苗を購入した方が無難です。3月になるとホームセンターではもう苗を販売していますが、まだ肌寒い日が続きますので、苗の植え付けは早くても4月、できれば5月になってからでも良いと思います。十分気温が上がってから植え付けするのであればホットキャップや風除けは必要ありませんが、3月、4月のまだ寒さが残る時期はマルチシートや風除けはした方が良いと思います。一方、種から育てる場合は多少の手間がかかりますが、慣れればさほど難しくありません。きゅうりの種の発芽率は約90%以上と極めて高く、余程おかしな蒔き方をしない限り発芽します。マルチシートで地温を高め、種蒔き用の土を使うなどして十分気を配れば、あまり失敗する事はありません。芽が出て双葉から四葉位まで成長すれば、販売されている苗と遜色ない立派な苗になります。苗から育てるか、種から育てるかは時期、手間、経験など都合により使い分ければ良いと思います。

 

きゅうりネットの設置(05/23)

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1畝で栽培しているきゅうりの苗ですが、大分大きくなってきたので今日ネットを設置しました。高さ2メートル、幅5メートルのきゅうりネットはホームセンターで昨年98円で購入したものです。昨年もこのネットを使ってきゅうりを栽培しましたが、地這いと違って場所もとらず、泥跳ねによる病気の心配もないので、本当にネット栽培は便利です。最近は節電でグリーンカーテンも推奨されていますので、プランターで窓際でネット栽培をするのも良いかもしれません。しかし、畑でネット栽培する場合は高さ2メートルになりますので、栽培場所に注意が必要です。ネット栽培する場合は必ず畑の北側で作るようにして他の野菜の生育を妨げてはいけません。高さが2メートルという事はその背後には2メートルの高さで影が作られるので、それだけ野菜の生育に必要な日光を妨げてしまいます。窓際のグリーンカーテンなら遮光効果があって申し分ありませんが、畑で栽培の場合は日陰になり野菜の生育に致命的です。前年に何を植えたのかなど連作障害も気になりますが、野菜栽培の場合は野菜の高さによる遮光にも配慮しなければなりません。

徐々にネットを登るきゅうり(05/31)

dsc00348きゅうりネットを設置して既に1週間が経過しましたが、徐々に苗がネットを登る様になりました。茎からツルを這わせてネットに絡みついて登るのですが、まだ生育が遅いせいか、ネットに絡むのもなかなか大変です。昨年は遅まきで7月末にネットを設置しましたが、ぐんぐん成長してネットに勢いよく絡みつきました。今年は3月末に種まきしてから既に2ヶ月経ちましたが、いまだ実がなる気配がありません。昨年は6月に種まきして7月末のわずか2ヶ月で収穫できました。同じ2ヶ月でもこうも違うとは、やはり野菜の生育温度が原因なのでしょう。種まきをいくら早くしても収穫時期がそれほど早くなるわけではありません。家庭菜園の場合ではなかなかハウス栽培もできませんので致し方ありません。このままだと今年の初収穫は6月下旬か7月にずれ込みそうです。

受粉後のちびっこきゅうり(06/11)

dsc00488生育が緩慢だったきゅうりも徐々に成長し、ようやく花が咲いて受粉しました。茎がネットに絡んで長くなり、花が咲いて受粉した後にきゅうりの実が付くのですが、その様子がみれるようになりました。受粉後にきゅうりの実が出来始めてきましたが、まだ直径5ミリ、長さ2~3cm程度のちびっこきゅうりです。このちびっこきゅうりが徐々に養分を吸収して大きなきゅうりに成長します。ここまでくれば後は実の成長を待つのみです。今月下旬には収穫できそうです。

きゅうりの初収穫(06/20)

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受粉して実が付き始めてからわずか10日足らずですが、きゅうりの実があっという間に成長しました。3月末に種まきしてから約3ヶ月ですが、ようやく初収穫です。昨年は6月から種まきしてわずか2ヶ月弱で収穫できましたが、やはり気温の上昇がないと早く種まきしても成長期間が長くなります。それでも昨年よりは1ヶ月近く早い収穫ですから、今年は早くからきゅうりを味わえます。それにしても受粉後からこんなにすぐに収穫できるとはきゅうりの成長力には改めて驚かされます。6株から7株ほど栽培してあるので、これから毎日のように収穫できると思います。

伸びすぎた茎がネットからはみ出る(07/10)

dsc006121収穫が続々となるきゅうりですが、株の成長が進みネットからはみ出してきました。昨年も同じ事がおきましたが、これといった対策もなく悩んでいます。株の重みでネットが全体的に下がっていますので、まずは支柱を増やしてネットの高さを上げてみます。また、先端を横に這わす様にしてさらに花を咲かせるのも良いと思います。一部の栽培指南書では先端を摘芯する事を勧めていますが、「ふじやま」さんの場合は特に摘芯はしないつもりです。

7月中旬から収穫ゼロ(08/10)

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順調に収穫していた「きゅうり」ですが、7月中旬を過ぎると全く収穫できなくなってしまいました。3月末から種まきして早めに栽培していましたから、ネットから茎がはみ出るほど成長するともう成長末期のようです。8月に入ると茎も既に枯れ始めて、勢いのある株はいくつもありません。これから夏本番になり、「きゅうり」が美味しい時期なのに残念です。枯れ始めた株はもう収穫は見込めませんから、また新たに種まきするしかありません。マルチを敷いた時に追いまきする事を想定して穴をいくつも作っていましたので、空いている穴に種まきしました。台風や大雨の影響でなかなか発芽しませんでしたが、8月に入りようやく苗の大きさまで成長しました。今から育てても夏の猛暑で果たして収穫できるかわかりませんが、できる限り成長させてみようと思います。

追い撒き失敗で栽培終了

8月下旬になり、これ以上「きゅうり」の収穫は見込めず、栽培を終了しました。初めに種まきした株が枯れ始めたので追い撒きしましたが、猛暑のせいか全く育ちませんでした。「きゅうり」の栽培自体は3月末から始めたのですが、7月半ばには株が既に生育を終えてしまいました。時期をずらして種まきして順次収穫するつもりでしたが、タイミングが遅かったのか大雨や猛暑の天候のせいか、発芽して苗まで成長しても、以後全くつるが伸びません。苗のまま2週間、3週間経っても一向に成長の兆しは見えず、結局栽培を断念する事にしました。秋になれば「だいこん」「白菜」「キャベツ」などの秋冬野菜を作らなければなりません。いつまでも収穫の見込みのない野菜を栽培するわけにいかず、諦めて支柱、ネット、マルチを取り外しました。

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