1「なす」の育て方・栽培方法(ナス科)

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基本情報

分類:ナス科ナス属 / 原産地:インド東部 / 学名:solanum melongena / 英名:egg plant / 種類:卵形なす、丸なす、長なす、米ナス、小丸なすなど / 品種:黒陽、千両2号、庄屋ナス、賀茂ナスなど / 主産地:高知、熊本、群馬など / 生育適温:22~30℃ / 苗の植え付け時期:4月~6月 / 収穫時期:6~10月

栽培のポイント

種から育てるのは難しいので市販の苗を利用する / 苗の早植えに注意する / 連作を嫌うので輪作するか接木苗を利用する / 乾燥に弱いのでマルチや敷き藁を活用し、水遣りをたっぷりする / 肥料食いなので定期的に追肥する

由来・歴史

インド東部原産の「なす(茄子)」は中国を経て日本へ伝わり、奈良時代には栽培されていました。平安時代の漢和辞典「和名抄」には「奈須比」と記載があり、室町、江戸時代へと時代に進む中で日本各地に広がっていきました。各地ではその土地の気候風土に合った品種の栽培が進み、地方独自の品種へと発達していきました。現在では長卵型、丸型、大長型、小型などの茄子の他に賀茂ナス、ミズナス、米ナス、巾着ナスなど日本には180ほどの品種があります。

早過ぎた苗の植え付け(撮影日:04/10)

4月上旬に苗を12本植え付けしましたが、ほとんどが寒さと風雨で折れたり枯れてしまいました。今年の4月は天候不順で雨が多く、なかなか気温が上がらない日々が続きました。12本の苗が1ヵ月後には4本しか残らない惨憺たる結果となりました。本当は5月に入り気温が上昇したら植えるつもりでしたが、ホームセンターでたまたま安く販売していたのでつい衝動買いしてしまいました。市価の6割引でしたが、3分の2も駄目になったら意味がないですね。やはり、時期をみて計画的に栽培した方が良いです。
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4月末の苗の植え付け(撮影日:04/29)

img_08264月の天候不順も収束に近づき、気温も徐々に上昇してようやく春らしくなってきました。これなら苗を植えつけても大丈夫だろうと、ようやく苗を5本植えつけました。4月上旬に植えつけた苗は8本もダメになってしまい、本当に無駄になってしまいました。今回の5本は茎も葉もしっかりしていて順調に育ちそうです。「マルチシート」だけでなく、「風除け」もしっかり施し、万全の状態で植えつけました。土作りにも日当たりにも気を配ったので、出だしは順調です。もちろん、これから大きくなるにつれ、肥料、支柱立てや整枝など手入れが必要なので、頑張っていきたいと思います。

5月中旬の苗の植え付け(撮影日:05/13)

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5月に入り気温も上がり、陽気が良くなって野菜作りも忙しくなって来ます。なすの苗の植え付けも2回に渡り行って来ましたが、8本もダメになって残り9本です。これだけでも十分ですが、畑はまだスペースがあるので、又なすの苗を植えつけることにしました。今年は上手くいけば「なす」だらけの夏になりそうです。「連作障害」の事も考慮して、同じ畝には同じ科の作物を育てたいので、「ナス科」の「トマト」「ピーマン」を同じ畝に植えつけました。来年は同じ場所には別の科の野菜を作るつもりです。

収穫間近の「なす」(撮影日:06/20)

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5月の連休前後に植えつけた10本のなすの苗も随分成長し、ようやく収穫間近になってきました。苗の成長を促すため、1番花は摘み取りましたが、2番花、3番花が受粉して立派に大きくなってきました。順調な生育ですが、あまり大きくすると株に負担がかかるので、そろそろ収穫しようと思っています。ここまで成長するのには、土作りや風除けに気を配り、水遣りを欠かさずしてきたおかげです。植え付け時期の5月は天候にも恵まれて、苗が傷むこともなくここまで成長することができました。

待望の初収穫(撮影日:06/23)

dscf00012今年初のなすの収穫です。小ぶりのなすをわずか6本ほどでしたが、収穫までの苦労を思えば貴重品です。なにせ「ふじやま」さんの人生で初めて自分で作った「なす」の収穫です。さっそく炒めて食べてみましたが、「うまい!」です。まだ小ぶりなうちに収穫したので皮も柔らかく、新鮮で美味しかったです。

毎日が収穫日(撮影日:06/30)

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初収穫を終えたなすですが、生育も順調で毎日収穫しています。株を十数本植えてあるので、毎日少なくとも1本、多くて5本位は収穫できます。農薬は使いたくないので消毒は全くしていないため、かなり害虫の被害を受けています。株元から大量の蟻が茎をつたって葉を食い荒らしています。ほとんどの株は元気に育っていますが、葉が結構穴が空いていて困っています。それでも花はたくさん咲いて実が多くなっていますので、収穫量には満足しています。

マルチのわきに「追肥」

収穫が順調な「なす」ですが、何本も収穫しているとさすがに肥料切れになってしまいます。土作りはしっかり行ったので、肥料は十分のはずですが、それでも追肥は必要です。株の生育状況をみて、数週間に1回は追肥を行います。ビニールマルチの脇に化成肥料を適量まいて土にすき込みます。ビニールマルチがあると追肥がやりにくいのですが、マルチは地温上昇や病害防止に必要です。マルチの脇にしっかりと化成肥料をすきこんで、なすの生育を助長します。

夏の猛暑と虫食いで収量減少(撮影日:07/30)

順調な収穫が続いていましたが、夏も本格的になると収穫量が目に見えて減って来ました。株がだいぶ大きくなり、成長に勢いがなくなって来た上、葉がかなり虫に食われています。6月下旬から7月中旬までの「なす」がみずみずしくて艶があって一番品質が良かったのですが、8月に入ると固くて虫食いがあり小さななすが多くなりました。なすが小さくなったのは肥料のせいもあるかもしれませんが、これだけ葉が虫食いにやられるとさすがに収穫に影響してしまいます。

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「秋なす」のために「更新剪定」

これまで十数株から相当数の収穫がありましたのが、株が大きくなりだいぶ成長疲れが見えてきました。真夏の暑い時期にこのまま葉茎を伸ばしてもこれ以上の順調な収穫は望めないので、一度伸びきった葉や茎を切り戻す「更新剪定」の必要があります。剪定することで又新たに葉茎が伸びてきて、花が咲いて、なすの実がなります。早めに剪定すれば、夏の猛暑が過ぎて涼しい秋になればもう一度おいしい「なす」を収穫できます。もうすでにかなりの量を収穫したので十分元は取りましたが、せっかくですから「更新剪定」しておいしい「秋なす」を収穫したいものです。

「更新剪定」と「根切り」(撮影日:08/05)

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連日30度を超える猛暑で夏も真っ盛りの中、今日「なす」の「更新剪定」と「根切り」を行いました。1メートル以上もあった株ですが、葉茎を半分以上も切り落として、まるで散髪に行ったかのようにスッキリしました。「更新剪定」についてはこれまで気にはしていたのですが、いざバッサリ切るとなると勇気がいるものです。本で調べたりしていたのですが、ちょうどテレビでなすの「更新剪定」の仕方を紹介していたので、その通りにしてみました。まず、伸びきった葉茎を半分を目安に切り落とします。思い切りが肝心で躊躇して少しだけ切っても効果が少ないです。これで秋になるまでにはまた新しい茎と葉が生えて、なすの実がなります。剪定と共に、「根切り」をするのも重要です。根から養分を吸い取るのですから、根も同じように切る事で新しい根が生えてきて養分の吸収が促進されます。本枝から円形に周囲30cmにスコップで差込み、伸びきった根を切断します。「根切り」と同時にスコップと土の隙間に化成肥料を「追肥」すれば万全です。夏の間はしばらくは「なす」が収穫できませんが、おいしい「秋なす」を食べるための準備期間として楽しみにする事にします。

「更新剪定」後の収穫(8/28・9/7)

手間をかけて「更新剪定」しましたが、その後の収穫は芳しくありませんでした。収穫はわずか数本で満足のいくものではありませんでした。はじめて「更新剪定」をしたのでやり方が悪かったのかもしれませんが、剪定後の株は以前のように元気がなく、葉も茶色がかっていました。

家庭菜園のテレビ番組で紹介していた通りの方法で剪定と根切りを行いましたが、よほど旨くやらないと1株で夏と秋の2期に渡る収穫は難しいようです。「秋茄子は嫁に食わすな」とまでいわれる美味しい秋茄子ですが、今回は完全に失敗でした。秋茄子を収穫するには新たに苗を植えつけたほうがよさそうです。実際、ホームセンターでも秋茄子用に8月でも茄子の苗が販売されていました。更新剪定後以降はほとんど収穫できず、次の作付けのために結局株を抜いて処分してしまいました。

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