「トマト」の栽培方法 (ナス科) 第2回①

4月下旬の苗の植え付け(04/25)

dsc005581今年で2回目となるトマト栽培ですが、4月下旬になり苗を10本植え付けました。昨年はあまりに早く植えすぎた失敗から、今年は4月下旬まで待って苗の植え付けをしました。本当は5月になって十分暖かくなってから植えつけても良かったのですが、トマトの苗は3月から販売しているのでさすがに待てません。実際、ホームセンターでも5月下旬にもなると苗も売りつくして、あまり残っていない場合があります。トマトは梅雨の時期を挟んで生育するので、苗の植え付けは結構大変です。梅雨の時期を乗り越えて無事に育ってくれれば良いのですが、天候不順の雨が続いたりすると花が落花したりして、満足に成長しない場合があります。それでも1年を通して他に良い時期はありませんから、困難を承知の上での4月下旬の植え付けとなります。

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トマトの苗の選び方

良いトマトをつくるには良い苗を植え付けなければなりません。苗を購入するときはしっかりとした眼をもって良い苗を選ぶ必要があります。まず、苗は青々と生き生きしているものを選び、黄色がかっているものは避けます。次にポット裏側の穴などをみて、根がしっかりと張っているか確認しましょう。また、あまり背丈が長くヒョロヒョロしたものは、その後の生育も貧弱になるので、できるだけ茎が太くて節間が短いものを選びます。蕾が付いているか花が咲いているかも重要です。すでに蕾がつくまでに成長していれば、その後の成長も早くなります。初心者の方や連作障害が心配な場合は「接木苗」を購入する事もおすすめです。「接木苗」は茎葉の部分はトマトですが、土台となる根の部分がかぼちゃや苦瓜などの別の野菜となっている苗です。病害に強い別の野菜の根の部分と実際に育てる野菜の茎の部分を人工的にくっつけたもので、普通の接木していない苗より育てやすいのが特徴です。根の部分が別の野菜ですので「連作障害」も気にすることもありません。いいことづくめの「接木苗」ですが、普通の苗より高価なのが難点です。例えば、普通のトマトの苗は1株70~100円程度で売られているのに対して、「接木苗」は200~300円程度で販売しています。「接木苗」はプロの育苗業者が高度な技術で2つの植物を人工的に接合してあり、それだけの価格になってしまいます。家庭菜園が小さくて輪作できないとか、病害がどうしても心配でなければ無理に「接木苗」を購入しなくても大丈夫だと思います。もちろん、「すいか」のように5~6年は連作できない野菜は「接木苗」は有効です。御自身の作る野菜の種類、数、予算に応じて利用しましょう。

品種「強力米寿」を選択

今年栽培するトマトの品種は「強力米寿(きょうりょくべいじゅ)」です。家庭菜園用の酸味がある夏秋用のトマトで、果重は240g程度で秀品率が高いとの事です。昨年トマトは30株栽培しましたが、20株は「ホーム桃太郎」で10株は「強力米寿」でした。味は確かに「桃太郎」の方が良い気がしますが、収量も多く栽培しやすかったのが「強力米寿」でした。「桃太郎」は菜園用苗では定番中の定番ですが、枝も細く病気に弱くて貧弱な感じが否めません。トマト栽培は土作り、肥料、マルチ、支柱、誘引、芽かき、雨除けなどあらゆる手間を滞りなくしてやっと収穫できます。当然といえば当然ですが、「桃太郎」は非常に繊細で手間がかかります。トマト栽培は梅雨の時期を挟むのでどの品種でも大変ですが、家庭菜園初心者の「ふじやま」さんとしてはなるべく丈夫な苗、品種で手間を少なくしたいものです。昨年栽培した「強力米寿」はずっしりと丈夫な枝葉が育ち、実も十分育ちましたので、今回もこれを10株育てる事にしました。

「わき芽とり」(05/23)

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トマトの苗が順調に成長してきましたので、「わき芽とり」を行いました。株丈は70cmほどになり生育順調ですが、植え付け当初から手入れもしてませんでしたのでかなり伸び放題です。土中に穴を掘る「溝施肥」をしたので肥料は十分だと思いますが、これから実をつけていくのに余分な所に養分は使えません。御覧の通り、鉛筆ほどの長さのわき芽がぞくぞくと伸びていて、もう少し早くわき芽を摘み取るべきでした。株元からも芽が出ておりたくましい限りですが、あまり混みあい過ぎると日当たりも悪く病気にかかりやすくなります。主枝と側枝の間に出来るわき芽はこれからも成長するにつれて出てきますので、定期的に摘み取る必要があります。

2本立てのトマトで収量アップ(06/08)

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トマトの苗は主枝を1本伸ばす1本立てが普通ですが、今年は2本立てに挑戦してみました。トマトは雨に弱く、雨除けをしたり、支柱を立てたり、わき芽をかいたりと栽培に手間がかかるわりに収穫量が少ないのが難点です。楽して美味しいトマトができるわけがありませんが、梅雨の長雨が続いたりすると花が落下して実が付かなかったりして結構栽培が大変です。昨年は30株近く栽培しましたが、あまりにも手入れが大変なので、今年は10株だけ栽培することにしました。しかし、10株だけでは収量が減ることは確実なので、少しでも収量アップをはかろうと1株に2本枝を育てる2本仕立てで栽培することにしました。植え付け当初は1本仕立てで作るつもりでしたので、2本仕立てにしたらかなり枝葉が混みいってしまいました。地表30cm程度の部分でわき芽を伸ばし、主枝とあわせて1株で2本立てにしました。主枝はもちろんの事、わき芽から成長した側枝にも花が咲き実がなります。こうして2本仕立てにすると収量は2倍までいかずとも約1.5倍にはなるそうです。2本仕立てにするなら最初からもう少し株間を十分とればよかったのですが、今となってはどうしようもありません。このまま無事に梅雨を乗り切れば7月には美味しいトマトが収穫できそうです。

さっそくトマトの実ができました(06/20)

dsc00535苗の植え付けから約2ヶ月が経過し、ようやく実がつきはじめました。トマトの栽培で一番気になるのは、やはり実がなるかどうかです。開花後に実がつくのですが、低温、日照不足や暑さが続くと落下してしまいます。今は丁度梅雨の時期とあって多少なりとも低温や日照不足が避けられません。梅雨の時期にあまり茎丈が大きくなって成長してしまうと花が咲かず実がならないトマトの株になってしまいます。高温性の野菜なので本当なら梅雨明け後の夏に育てられれば一番良いのですが、トマトの生育温度は25~28℃程度と真夏の30℃を越す猛暑では生育が止まってしまいます。元々は南米のアンデス高地が原産の野菜ですので、高温性野菜といえどあまり暑過ぎるのは苦手のようです。

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