さつまいもの栽培方法・育て方のコツ (ヒルガオ科)

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さつまいもの収穫(10月13日)

基本情報

原産地:中南米 / 分類:ヒルガオ科サツマイモ属 / 学名: Ipomoea batatas / 英名:sweet potato / 和名:薩摩芋、甘藷 / 品種:紅東、金時、黄金千貫、安納芋、紅はるか、紫芋など / 主産地:鹿児島、茨城、千葉 / 発芽適温:20~30℃ / 生育適温:25~30℃ / 苗の植え付け時期:4~5月 / 収穫時期:8~11月 / 適正土壌ph:5.5~6.0 / 連作障害出にくい

栽培のポイント

  • 肥料が多いと蔓ボケしやすいので肥料は入れないか少なめに
  • 乾燥した水はけの良い土を好むので高畝にする
  • 地温確保、雑草防止、不定根防止の為に黒マルチを使うと良い
  • 定期的に蔓返しして養分の分散を防ぐ
  • 霜が降りると腐ってしまうのでその前には収穫する

由来・歴史

中南米原産の「さつまいも」は紀元前1千年頃には栽培されていましたが、コロンブスがアメリカ大陸からヨーロッパへ持ち帰った15世紀を契機に世界に広がりました。ヨーロッパからアジア、アフリカへと伝来しましたが、17世紀に中国から日本へと伝来しました。伝来当初は琉球(沖縄)から種子島、そして薩摩藩へと栽培が広がりました。

当時は江戸幕府8代将軍吉宗の時代で、1732年には享保の大飢饉が起こり、各地で食糧難に陥りました。そんな中で中国(唐)から伝来した「唐芋」の「さつまいも」が注目され、救荒作物として栽培が奨励されました。

痩せた荒れ地でも育つ「さつまいも」は瞬く間に全国に広まり、薩摩藩から伝わった芋として「薩摩芋」、中国名の「甘藷(かんしょ)」、「唐芋(からいも)」と呼ばれる様になりました。現在では鹿児島、宮崎、熊本など九州地方の他、茨城、徳島、千葉など全国各地で生産されています。

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さつまいもの特徴、難易度は?

さつまいも
さつまいも

さつまいもは栄養豊富で美味しいにも関わらず、簡単手間いらずな野菜です。荒地でも育ち、同じ土地で何度も栽培できることから、昔から飢えをしのぐための作物として重宝されてきました。

野菜栽培は害虫、病気、連作障害、肥料、水遣り、雑草など注意が必要ですが、さつまいもに関してはほとんどその心配はいりません。いったん苗を植えてしまえば、あとはほぼほったらかしで大丈夫なのです。苗は丈夫で根付いてしまえば、あとはどんどんつるが伸びていきます。

さつまいもは土が肥えていると逆に良く育たない位で、たいして手入れのされていない土でも十分育つのです。ですから、狭い畑の場合はともかく、ある程度の広さがある畑ならばさつまいも栽培専用の区画を割り当てても良いと思います。

さつまいもは連作障害がなく、同じ場所で何年も栽培することができるので、苗の植え付け時期がきたらその時だけ一仕事すればあとは待っていれば収穫できるわけです。もちろん、つるの成長し過ぎを抑える「つる上げ」はしなければなりませんが、あとは手間いらずのかんたん野菜なのです。

さつまいもは何から育てるの?

さつまいもの切り苗①
さつまいもの切り苗①(05/16)
さつまいもの切り苗②(05/16)
さつまいもの切り苗②(05/16)
さつまいもの切り苗③
さつまいもの切り苗③(05/16)
  • さつまいもはつるを切った切り苗を土に挿して育てます
  • ポット苗の種芋からでるツルを切った切り苗を植え付ける方法もあります
  • 定番の品種は紅東(ベニアズマ)ですが、他にもいろんな品種があります

さつまいもは種から育てるのではなくて、つるを切った「切り苗」から育てます。さつきやツツジの様に挿し木にして育てるのと似ています。「切り苗」は種苗専門店やホームセンター等で購入することができますが、ネットでも販売しています。

さつまいもを育てる場合は一般的には切り苗を植え付けますが、ポット苗を購入して切り苗を採取する方法もあります。ポット苗は最初は小さいですが、成長に応じてつるを切り苗にして植えるようになります。ポット苗からはいくらでも切り苗が取れるわけではありません。

ふじやまさんの場合は今年もヤフオクで千葉県から切り苗を取り寄せました。定番の品種の「ベニアズマ」を100本です。さつまいもといえば「ベニアズマ」といわれるほどの代表的品種です。甘みが強く、ホクホクしていて育てやすく、煮ても焼いても揚げても美味しい万能品種です。

さつまいも苗の植え付け方法

さつまいも苗の斜め植え
さつまいも苗の斜め植え
  • 植え付け方法には「斜め植え」、「垂直植え」、「水平植え」、「船底植え」などがあります
  • 斜め植えは短い苗で狭い畝でも植えやすく乾燥にも比較的強く収量も多い
  • 垂直植え(直立植え)も植えやすいですが収量は少なめ

さつまいもの切り苗にはいくつかの植え付け方法があります。さつまいもは生命力が強いため、基本的にどんな植え付け方をしても生育する事ができますが、植え付けの仕方によって芋の大きさや数に影響を及ぼします。植付け方法には「斜め植え」、「垂直植え」、「水平植え」、「船底植え」などがあります。

「斜め植え」は土の上から棒などで斜めに穴を開けて、苗を差し込んで斜めに植える方法です。穴が小さくても大丈夫なのでマルチの上からでも植えやすいです。「斜め植え」は短い苗で狭い畝でも植えやすく、「水平植え」や「船底植え」に比べれば地中深く植えるので乾燥にも比較的強くなります。斜めに植えるので芋の大きさはまちまちになりますが、収穫数は多くなります。

「垂直植え」は苗を垂直に植える方法で「直立植え」とも呼ばれます。短い苗で狭い畝でも植えやすく、地中深く植えるので乾燥しやすい場所に向いています。丸く短い芋ができやすく数も少数ですが、早くできやすいので早期栽培に最適です。

さつまいもの栽培事例①

切り苗の植え付け

さつまいもの切り苗(05/17)
さつまいもの切り苗(05/17)
さつまいもの苗の植え付け①
さつまいもの苗の植え付け①
さつまいもの苗の植え付け②
さつまいもの苗の植え付け②

ヤフオクで購入したベニアズマの切り苗を早速植えつけました。去年は50本でしたが、今年は100本も購入したので、植え付け場所を確保するのが大変でした。50本は昨年栽培した場所に植えつけ、あと50本は離れた3箇所に植えつけました。

さつまいもは連作障害もなく、植え付け場所もそれほど気する必要はないのですが、日当たりや水はけが良い場所が望ましいので、場所の確保に苦労しました。それでも無事100本の植え付けに成功。10月には収穫できると思いますが、今年はたくさん植えたので楽しみです。

さつまいもの苗の水平植え
さつまいもの苗の水平植え

「水平植え」は苗を畝と平行に浅く植える方法で、長い苗で広い畝に向いています。苗の大部分を地中に植えるので芋が多くできやすいですが、一つ一つの大きさは小さめになりがちです。又、苗を同じ深さに浅く植え付けるので乾燥しやすくなるのが欠点です。「船底植え」は「水平植え」と同様に畝と平行に浅く植えますが、「水平植え」よりは少しだけ深く船底の形の様に底を丸く植え付ける方法です。

植え付けから10日後には苗が根付く

さつまいもの苗の植え付け後
さつまいもの苗の植え付け後(撮影日:05/27)

切り苗の植え付けから10日が経ち、苗がしっかりと根付いてきました。植え付けから2、3日は乾いてヒョロヒョロしていましたが、それから雨が続いたせいですぐにシャキっとしてきました。10日も経った今では苗は完全に根付いています。さつまいもは丈夫なので、はじめの植え付けだけ気をつけていれば、あとは特に水遣りをする必要はありません。こうしてしっかりと根付いた以上、あとは収穫までほとんど手間はいりません。本当にありがたい野菜です。

生育旺盛なさつまいものつる

収穫前のさつまいも畑
収穫前のさつまいも畑(10/13)

6月上旬に植えつけたさつまいもの苗ですが、10月にもなると辺り一面がつるだらけになって、順調に育っている事が窺えます。但し、さつまいもは根のいもの部分を食べる根菜ですから、あまりつるばかり伸びる「つるぼけ」になると、肝心のいもが小さくなってしまいます。ですから、つるが生い茂ってきたら、つるを裏返しにして成長を抑制させると良いでしょう。それでも、仮にその裏返しを行わなくても、ほぼほったらかしでも立派に成長するのがさつまいもです。

収穫したてのさつまいもを「焼き芋」で食べる

焼き芋
焼き芋(撮影日:10/13)

植え付けから約4ヶ月。待ちにまった収穫の時期がやって来ました。先月から土をほじったりして、成長の具合をみていましたが、そろそろ良いだろうという事で試し掘りをしました。つるをかきわけて大きい芋を6本ほど掘りました。いやぁ~、大きくて美味しそうですね。さつまいもといったらやっぱり「焼き芋」ですよ。人生初のさつまいも収穫ですから、記念に焼き芋にしてみました。わざわざアルミホイルを買ってきて、枯れ木を集めてきてじっくり焼く事約1時間。できました!ほくほくの焼き芋が!食べてみると本当にウマイ!!自宅の畑で収穫して、すぐさま焼き芋で食べるなんて本当に贅沢です。まだまだ未収穫の芋がありますから、これからさつまいもがいっぱい食べられますね。

手間要らずでも「つる上げ」は必須

今年の収穫を終え、昨年と併せて2年さつまいもを栽培してきましたが、今回は「つる上げ」の必要性を痛感しました。苗を100本も植えつけたので、栽培区画が4箇所になり管理がおろそかになっていました。さつまいもがいくら手間がかからないといっても、やはり最低限必要な手間はかけなければなりません。100本の苗を植えたにも関らず、全体の収量は昨年の50本の苗の時よりさほど増えていませんでした。原因は明らかに「つる上げ」をしなかった事です。さつまいもの芋の部分は根っこに当たり、その根を食べる根菜なので、葉と茎ばかりが成長する「つるぼけ」になると芋が肥大しません。地上の葉と茎の部分は旺盛な生命力で四方にどんどん伸びていき、茎についた根が土の養分を吸ってまた伸びていきます。葉と茎を野放しにしておくと葉と茎ばかりに養分が吸収され、肝心の芋の部分である根が育ちません。4箇所の内2箇所は「つる上げ」をせず完全に放っておいたので、「つるぼけ」がひどくてほとんど芋が収穫できませんでした。他の2箇所は一応「つる上げ」をしていたのでそれなりの収穫がありました。

関連記事:「ふじやま」さんの家庭菜園日記「さつまいも」‐苗の植え付け① / 苗は本当に大丈夫 / 瀕死状態の苗 / 苗が枯れている / 生死が分かれた苗 / 生育順調 / 雑草だらけ / 草取り / 初収穫 / 苗の植え付け② / 除草作業 / 初収穫② / 収穫終了 / 苗の植え付け③ / 植付け直後の管理  / 雑草対策 /  追加植え付け / つる返しと草取り / 少ない収穫量と原因

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さつまいもの収穫①

さつまいもの栽培事例②

さつまいもの苗の購入方法・場所は?

  • 近場の店で販売してなければネットで苗を購入するのもありです

今年もさつまいも栽培の時期が到来し、「紅東(べにあずま)」の切り苗を50本、ヤフーオークションで購入しました。さつまいもは種や苗を植えつけるのではなく、切った葉茎が苗(切り苗)となります。

切り苗は近隣の種苗店やホームセンターでも販売していますが、ネットでも販売しています。安くて状態の良い苗を探してもどれも結構な値段がして躊躇してしまいますが、根気強く探せば見つかります。楽天市場や種苗店HP等を探していたら、結局昨年購入した所と同じ千葉県のヤフオクの出品者の方に行き当たりました。他のネット販売で10本300円程度と値が張る中、同出品者は50本1000円と手頃な値段でした。もちろん送料はかかりますが、それでも1本約30円程度です。今日注文決済をすれば明日、明後日には届きますので、早速植えつけ場所の畝を作るつもりです。

昨年は100本購入しましたが、植え付け場所の確保に苦労した事からとりあえず50本を購入しました。毎年植えつけている専用の場所では60本位までは植えられますが、それ以上はスペースを確保するのが大変です。昨年も紅東を作りましたが、もし50本以上植えるなら他の品種も植えてみたい気持ちがあり、紅東は50本で良しとする事にしました。

ネットで注文したさつまいもの切り苗が届く

さつまいもの切り苗(05/14)
さつまいもの切り苗(05/14)

さつまいもの切り苗をヤフオクで購入した翌日、早速苗が宅急便で届きました。千葉県の出品者の方ですが、迅速な対応で嬉しい限りです。発送直前に切っているという事で、苗は生き生きとして最高の状態で届きました。これだけの苗はなかなか手に入らないだろうと感謝して、とりあえず水に浸しておく事にしました。

実はまだ植え付け用の畝も立てていないので、先に畑の準備をしなければなりません。それでも野菜には植え付けの時期がありますので、まずは早めに苗を手に入れて強制的に早めに植え付けをしようとしたわけです。バケツに水を入れて茎の部分を浸しておけばしばらくは大丈夫ですが、早めに植え付けなければなりません。自分にハッパをかけて強制的にさつまいもの植え付けを促す事にしました。

さつまいもの植え付け場所の準備

  • 植え付け場所は畝幅60㎝、高さ30㎝は必要
  • さつまいもは肥料が少なくても育ちます
  • さつまいもは手間がかからない野菜ですが、最初の畝づくりは重要です

さつまいもの苗が届き2日ほど水に浸けておきましたが、早速畑に植え付け場所を確保するべく畝立てをしました。植え付け場所は昨年と同じ場所ですが、まだ畝立てをしていないので、早朝からスコップを持って土を掘り起こしました。昨年も同じ場所にさつまいもを植えて以来全く手をつけていませんので、土の状態は悪くありません。堅くもなく石や野菜くずなどの不純物も少ないので、畝さえ立てればすぐに植えつけられる状態です。この場所には既にさつまいもを2年植え付けており、さつまいも専用の区画になっています。

さつまいもは荒地でも育つ救荒野菜ですので、肥料が少ない又はなくても十分育ちます。手の掛からない野菜で本当にありがたいですが、はじめの植え付け場所の準備は力仕事です。さつまいもの畝は幅60cm、高さ30cmほどですので、土を盛ってそれだけの高さの畝を作らなければなりません。耕運機があればよいのですが、まだないので完全に手作業で行いす。苗は50本あるので、1畝十数本植えるとしても4畝位は必要です。メジャーを持って大体の畝の幅と高さを測り、スコップでひたすら畝を作り続けました。1畝1畝作るのは大変で、「ふじやま」さんも疲労困憊した末、ようやく5畝作る事ができました。

野菜作りで大変なのは土作りですが、この作業をいい加減にすると良い野菜はできません。野菜作りは土作りで半分決まると良くいわれますが、まさにその通りです。土作りの作業を手間をかけて行うことで、満足の行く野菜が期待できます。

切り苗の植え付けと植付け方法

さつまいもの苗の植え付け(05/14)
さつまいもの苗の植え付け(05/14)
  • 苗は葉の部分を地上に出して3分の2ほど土に埋めます
  • 植え方は船底型が一般的ですが、縦型にすると大きい芋が作れます
  • 植え付けは苗が根付いてしまえば心配ありません

畝立ての作業がようやく終わり、50本の苗の植え付けを行いました。すぐに植え付けできなかったので2日ほど水に浸けておきましたが、全く問題のない新鮮な状態の苗でした。苗は長さ30cmほどありますが、葉の部分を残して、3分の2ほど土に埋めます。

一般的には苗を船底型に横に植え付けますが、この植え方が芋の数も多くそれなりの収量を見込めます。大きい芋を作りたい場合は苗をなるべく縦に植え付けますが、芋の数は少なくなります。「ふじやま」さんの家庭菜園では質より量が重要なので、苗を船底型に植えつけて収量の最大化を図ります。

植え付け直後は苗の葉は萎れていますが、土に埋まった茎の部分から根が出てくれば一気に葉も活性化してきます。さつまいもの苗は非常に丈夫ですので、はじめの植え付けさえ順調にいけば後はほとんど心配ありません。

植え付け場所は5畝準備しましたが、結局1畝残ってしまいました。あと十数本植え付けできるスペースですが、苗はもうないのでとりあえずそのままにしておきます。植えつけた50本の苗が生育してきたら、少し切って植え付けてみるつもりです。

さつまいもの苗が根付くのはいつ頃か?

まだ根付かないさつまいもの切り苗①(5月19日)
まだ根付かないさつまいもの切り苗①(5月19日)
まだ根付かないさつまいもの切り苗②(5月19日)
まだ根付かないさつまいもの切り苗②(5月19日)
  • 苗は5日位では根付かない、1週間~10日は必要か

さつまいもの切り苗を植え付けて5日経ちますが、まだ根付いていません。植え付け時にはたっぷりと水を遣り、その後水遣りを欠かさず、大雨も降りましたので、水分は十分に吸収しているはずです。今日苗の状態を見たら、一応根付きつつあるみたいですが、葉も枯れかかっているものがあり、全体的に生気がありません。苗を無駄にはしたくありませんが、多分あと数日もすればしっかりと根付いて葉も元気を取り戻すのではないかと思っています。苗が根付くまではやはり1週間から10日は必要だと思います。

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しっかり根付いたさつまいもの切り苗

  • 茎から根が生えて根付いて葉も青々としてくれば大丈夫

切り苗の植え付けから2週間余りが経過し、今では葉も青々としてしっかりと根付いています。植え付けから1週間位は葉もしおれて枯れ気味でしたが、茎から根がしっかりと出て水分、養分を吸収するようになったので、苗が生き返りました。苗が根付いてさえしまえばあとは繁殖力の強いさつまいもは心配ありません。今はまだ苗1本につき葉が数枚しかなく土も丸見えですが、だんだんつるも伸びて葉も増えて辺り一面を覆いつくすほどに成長してくるはずです。無事に植え付けが成功したので、あとは除草とつる返しをする必要があります。

植え付け後のさつまいもの定着①(5月25日)
植え付け後のさつまいもの定着①(5月25日)
植え付け後のさつまいもの定着②(5月27日)
植え付け後のさつまいもの定着②(5月27日)

放任栽培した場合のさつまいも畑の状況は?

雑草だらけのさつまいも畑(7月下旬)
雑草だらけのさつまいも畑(7月下旬)
雑草だらけのさつまいも畑②(7月下旬)
雑草だらけのさつまいも畑②(7月下旬)
  • 梅雨の時期に除草を怠ると栽培区画が雑草だらけになります
  • さつまいもの蔓が区画全体を覆えば雑草は少なくなります

5月に植え付けしてから放任栽培の「さつまいも」ですが、あまりに放任しすぎて雑草だらけになってしまいました。2日前に梅雨明けしたばかりで、これまで雨が降り続いてましたから雑草にとっては絶好の生育環境でした。

「さつまいも畑」に限らず、他の野菜の区画も実は雑草だらけになっています。6月は雨が多く雑草は容赦なく成長しますが、無農薬栽培の「ふじやま」さんにとってはとても除草しきれるものではありません。先日やっと「すいか」畑の除草とシート張りを終えたばかりで雑草には正直うんざりです。

他の野菜畑の雑草は徐々に取るつもりですが、「さつまいも畑」の雑草はとても手が回らないので当面放任するつもりです。芋のつるが大分伸びてきており、もっと成長して畑全面を覆うほどになれば雑草は自然と消滅していくからです。今はさつまいものつるが雑草に負けていますが、強靭な生命力のつるが畑全体を覆えば雑草に日光が当たらなくなり、雑草は枯れてまた生えてこないというわけです。

しかし、これだけ雑草が生える畑も珍しいです。「ふじやま」さんが住んでいる地域の辺りの畑を見回してもこれほどの雑草が生えている所はありません。強いていえば隣の小さな畑が放任状態で雑草だらけの為、種が舞ってくるのかもしれません。それでもこれだけ雑草が生えているのは種がどうしても畑に残ってしまうからでしょう。除草剤を使えば良いのかもしれませんが、「ふじやま」さんはとにかく無農薬栽培です。

さつまいも畑の除草作業

除草作業後のさつまいも畑①(7月下旬)
除草作業後のさつまいも畑①(7月下旬)
除草作業後のさつまいも畑②
除草作業後のさつまいも畑②
除草作業後の雑草
除草作業後の雑草
  • 雑草が繁茂し過ぎるといくら生命力の強いさつまいもでも負けてしまう
  • さつまいも畑でも除草は必要です

「さつまいも」の畑にあまりにも雑草が多すぎるので、止むを得ず手で除草しました。雑草が繁茂し過ぎて苗が全く見えない状態です。このままでは苗が成長せずに雑草に負けてしまうので手作業で除草しました。

雑草の繁殖力は凄まじく、畑全体が雑草で覆われてしまいました。高さ50cmほどあり、さつまいもの苗に日光が届かず枯れ始めているものもありました。このままでは本当に枯れてしまうので、体中泥まみれになってようやく除草した次第です。驚くべき量の雑草を除去した結果、ようやく苗が顔を出し、さつまいも畑らしくなりました。梅雨の時期も過ぎたので、もうこれだけ雑草が生える事はないと思います。まだ少し雑草が残っているので、後日丁寧に除去するつもりです。畑の他の区画にも雑草が生えていますが、さすがに全部取りきる事は大変です。除草剤など農薬は絶対に使わないと決めているので、ダンボールやシートなどを敷いて草が生えない様にする工夫が必要です。畑全面にはシートは敷けませんが、少しでも雑草を防止しないととても除草しきれません。

生育緩慢の「さつまいも」畑

生育緩慢なさつまいも畑(9月14日)
生育緩慢なさつまいも畑(9月14日)
生育緩慢なさつまいも畑②(9月14日)
生育緩慢なさつまいも畑②(9月14日)

 生育初期に雑草負けしたのか、9月中旬になってもさつまいもの生育が遅れています。例年なら既に畑が覆い尽くされるほどつるが伸びているのですが、これほど生育が緩慢なのは初めてです。今年は生育初期の6月から7月に雑草が大量発生し、2度も3度も除草作業をしました。雑草が生えたらすぐに取るべきですが、他の野菜の管理もあってなかなか手を回せずにいました。6月、7月のほぼ2ヶ月間、「さつまいも」の苗は雑草に養分を取られ、日光を遮られて成長が遅れてしまったようです。収穫期は10月~11月ですので、果たしてそれまでに芋が十分育つかどうか心配です。「さつまいも」は霜に弱いので12月まで畑に置けば、芋が腐ってしまいます。どちらにしても収穫しなければなりませんので、これからの成長を期待するしかありません。

雑草に負けたさつまいも畑の収穫は?

雑草負けのさつまいも畑①(11月14日)
雑草負けのさつまいも畑①(11月14日)
収穫時のさつまいも畑②(11月14日)
収穫時のさつまいも畑②(11月14日)
収穫作業中のさつまいも畑④(11月14日)
収穫作業中のさつまいも畑④(11月14日)
さつまいも収穫①(11月14日)
さつまいも収穫①(11月14日)
さつまいもの収穫②(11月14日)
さつまいもの収穫②(11月14日)
  • 生命力の強いさつまいもといえども雑草にはかないません
  • さつまいもの栽培区画は雑草対策・除草が欠かせません

11月中旬になりさつまいもの収穫をしましたが、やはり雑草のせいか収穫量はいささか少なめでした。いくらさつまいもが荒れ地でも育つといってもあまりにも雑草が繁茂すると収量に悪影響を及ぼすようです。さつまいもの栽培区画の半分とまではいきませんが雑草がかなりの面積を占めていて、栄養分や日光を雑草に奪われて成長が抑制されてしまったのは間違いありません。その結果、実際につるをはがして収穫してみると個々のツルの根元に付いている芋の数は少なく、大きさもイマイチです。一応収穫はできましたが、今後の課題として雑草対策が残りました。

関連記事: 「ふじやま」さんの家庭菜園日記「さつまいも」‐苗の植え付け① / 苗は本当に大丈夫 / 瀕死状態の苗 / 苗が枯れている / 生死が分かれた苗 / 生育順調 / 雑草だらけ / 草取り / 初収穫 / 苗の植え付け② / 除草作業 / 初収穫② / 収穫終了 / 苗の植え付け③ / 植付け直後の管理  / 雑草対策 /  追加植え付け / つる返しと草取り / 少ない収穫量と原因

コメント

  1. […] 連作障害は野菜の種類によって程度が違います。すなわち、野菜によって連作障害が出易いものもあるし、出にくいものもあります。連作障害の出易い野菜にはスイカ、ナス、エンドウなどで7年以上、トマト、ピーマン、ゴボウなどは5~6年以上、里芋、メロンなどは3~4年以上、キュウリ、じゃがいも、そらまめ、レタス、白菜、インゲンなどは2年以上連作を避けた方が良いといわれます。一方、連作障害の出にくい野菜には大根、サツマイモ、カボチャ、人参、小松菜、玉ねぎ、ネギ、春菊、インゲン、みょうが、ふきなどがあり、これらは同じ場所で続けて作っても障害が出にくいといわれています。 […]

  2. […]    今年は4月初めに種蒔きしました。透明のビニールマルチを張って一穴に3粒蒔きました。とうもろこしは肥料をたくさん吸収するので肥料を入れた土作りは念入りに行わなければなりません。「かぼちゃ」や「さつまいも」はほとんど肥料は必要なく、また「ピーマン」や「ナス」もそれほど肥料は必要としませんが、とうもろこしは桁違いに肥料を必要とします。堆肥等の有機肥料をふんだんに投入したいところですが、コストを考えると鶏糞が一番効果的です。堆肥は結構高くて一袋300円から500円位しますが、鶏糞は一袋150円から200円程度で購入できます。化学肥料である化成肥料は即効性がありますが、長期的な視野で栽培期間を考えれば鶏糞等の有機肥料の使用が最善の選択です。今年は昨年「きゅうり」や油菜を植えた区画にイネ科のとうもろこしを4畝作る事にしました。4畝作るといっても家庭菜園ですから消費量が限られています。1度にたくさん作ると食べ切れませんので、1畝ずつ時期をずらして種蒔きする事にしました。 […]

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