落花生(らっかせい)の育て方・栽培方法(マメ科)

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落花生の収穫

基本情報

原産地:南アメリカアンデス地方 / 分類:マメ亜科ラッカセイ属 / 学名:Arachis hypogaea / 別名:南京豆(ナンキンマメ)、ピーナッツ / 種まき時期:5月~6月 / 発芽適温:25℃ / 苗の植え付け時期:6月~ / 収穫時期:10月~11月

栽培のポイント

酸性土を嫌うので栽培前は石灰類をまく / 発芽適温は25℃以上なので種まきは十分暖かくなってから / マルチで地温を確保しても良い / 腐る可能性があるので種は水に浸けない / 種は過湿を嫌うので雨中・雨後の種まきは避ける / 露地栽培は土中に水分があるので種まき時の水遣りは少量もしくは必要ない / 種は深さ1~2㎝と浅めに植える / 花が咲く頃にはマルチを撤去する / 収量アップの為には中耕と土寄せが必要

歴史・由来

落花生は南米アンデス原産で紀元前より栽培されていたといわれますが、南米から各地へ伝えられ、ヨーロッパ、中国へ経て、日本へは江戸時代の18世紀初頭に伝えられました。しかしながら、中国から伝わった落花生は栽培、普及には至らず、本格的な栽培が始まったのは明治期に日本政府が米国から種子を譲り受けて全国各地で栽培を奨励した時だといわれています。全国各地で次第に生産量が増加しましたが、現在では生産量はピークを過ぎて、外国産の落花生が市場の大部分を占めています。現在、国内産は国内流通量の約1割しかありませんが、その7割が千葉県で生産されています。落花生の学名は「アラキス・ヒポゲア (Arachis hypogaea)」ですが、「アラキス(Arachis)」とは「花梗(花柄)がない」、「ヒポゲア(hypogaea)」とは「地中に実ができる」との意味です。その名の通り、落花生は地上で花が咲きますが、花が落ちた後、花の付け根の子房にある子房柄(しぼうへい)が下に伸びて地中に潜り、莢ができて実がなります。

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高価な「落花生」の種と低発芽率

落花生の種袋
落花生の種袋
購入した落花生の種
購入した落花生の種

「落花生」は殻の中の実が種になりますが、マメ科の種同様に発芽させるのが結構難しいです。昨年ははじめて落花生を栽培しましたが、苦労した割りにわずかしか収穫できず苦い経験となりました。種苗店でわざわざ種を購入したのですが、あまりの値段の高さに驚いて1袋しか買いませんでした。野菜栽培の本をみて何気なく畑に直播きしましたが、発芽率は半分にも満たず、結局もう種をもう1袋追加購入しました。1袋350円程度で30粒程度しか入っていませんでした。「かぼちゃ」の種と同じく、こんなにも種は高いのかと驚いた次第です。家庭菜園初心者の「ふじやま」さんには落花生の種を発芽させるのは大変でした。

落下生の種を買わなくて良い方法は?

種まき用に乾燥保存させておいた落花生
種まき用に乾燥保存させておいた落花生

落花生の種は高価なのでたくさん用意するのは大変ですが、安上がりに種を用意する方法があります。それは前年に生落花生を購入しておいて、乾燥保存しておく事です。スーパーや野菜直売所などで殻付きのままの生の落花生を購入し、ざるなどに広げて自然乾燥させて保存させておけば良いのです。

落花生はできる限り新鮮なものがよいので、スーパーでももちろん良いのですが、できれば農産物の直売所などで穫れたての殻が付いたままの生の落花生を購入するのがおススメです。

ふじやまさんの場合は前年に近くの直売所で生落花生を購入して、翌年の種まき用に保存しておきました。生落花生は当時1kgで700円ほどでしたので、種苗店で種袋に入った市販の種を購入するよりは断然お得です。生落花生はもちろん殻付きですが、1kgで数百粒ほどは実があるので、同じ数を種袋で購入するなら数千円はかかります。

購入した生落花生は新聞紙にでも広げてカラカラになるまで干しておけば、乾燥保存できるようになります。注意点は少しでも濡れているとカビが生えてダメになってしまうので、すぐ保存するのではなく、まずは完全に乾燥させる事が重要です。完全に乾燥させ上で新聞紙を詰めたダンボール箱等に入れて、湿気が少なく通気性の良い冷暗所で次のシーズンまで保存するというわけです。1年経った落花生ですが、カラカラに乾燥しており保存状態も悪くありません。後は実際に種蒔きするだけとなりました。

落花生の栽培事例①

種まきするときの注意点は? 適切な時期と連作障害

落花生の種まき(5月中旬)
落花生の種まき(5月中旬)
  • 種まきは適期を逃さないようにしましょう
  • 栽培区画は連作障害に気をつけ、マメ科の野菜を作っていない場所を選びましょう

今年最初の落花生の種蒔きを5月中旬に行いました。この区画は前年にウリ科の「きゅうり」を作った場所で、数年マメ科の野菜は作ってないので連作障害の心配はありません。1畝で植え付け穴が20箇所ほどあり、1穴に2粒ずつ種蒔きしました。1畝目の種まきから2日後、2畝目の種まきをしました。やはり種まきにも時期がありますので、できる時にやっておかなければなりません。前回同様、1穴に2粒横に並べて種まきして土を2、3cmほどかぶせました。

これからの生育が楽しみですが、実は種が余っています。昨年、1kgの生落花生を購入して保存しておき種まきに使用していますが、まだ7割以上は残っています。既にある畝のサイズなら少なくともあと5畝位は種まきできそうです。畑の残っている区画を耕せばまだ3畝はできそうですが、残りスペースも少なく、あとはどの野菜を優先的に育てるか苦慮しています。家庭菜園ですから一般家庭でいろんな野菜をできるだけ長い間食べたいわけです。ですから落花生だけたくさん作っても困るし、一方で種を無駄にしたくない気もあり、どうしようか悩んでいます。

落花生の種はいつ発芽するの?

 落花生は種まきしてから通常1週間から10日ほどで発芽します。天候や気候条件により多少のずれはありますが、遅くても2週間あれば発芽するのが普通です。逆にいうと2週間経っても発芽しない場合は種まきが失敗してしまったと考えられますので、その場合は改めて播き直しが必要になります。

 ふじやまさんの今回の事例では10日ほど経って発芽しました。1畝20箇所ほどある穴のほぼ全てで発芽しており、発芽率は80%程度です。前回の低発芽率に比べれば成功といえます。落花生の種は25℃以上の高温で発芽するとの事なので、マルチを敷く事で無事に温度を確保できたようです。発芽さえできれば今後はマルチの除去、土寄せや追肥などの作業が待っていますが、まずは一安心です。

落花生の発芽①(05/23)
落花生の発芽①(05/23)
落花生の発芽②(05/23)
落花生の発芽②(05/23)
落花生の発芽③(05/23)
落花生の発芽③(05/23)

1畝目の発芽状況

落花生の発芽④(05/31)
落花生の発芽④(05/31)

1畝目で発芽し始めた「落花生」ですが、次々と発芽して1畝目は綺麗に揃いました。畑の隅で細々と種まきしていますが、これだけ発芽すれば結構な量を収穫できそうです。

2畝目の落花生の発芽状況

枝豆と落花生の栽培区画(06/01)
枝豆と落花生の栽培区画(06/01)

2畝目は種まきから2週間が経ち、ようやく発芽が揃ってきました。同じマメ科の「いんげん」「えだまめ」も同じ区画で栽培しています。この区画は今までいろんな作物を栽培しましたが、マメ科はほとんどないので連作障害の心配はありません。区画には石灰散布をする位で肥料はほとんど入れていませんが、概ね全ての野菜が生育順調です。

落花生栽培の大敵-鳥獣被害

  • 落花生栽培では鳥獣被害の対策は必須です
  • 種まきしたら必ず種まき箇所を網やネットなどで保護しましょう

落花生栽培で気を付けなければならない重要な事の一つに鳥獣被害があります。鳥獣被害はもちろん野菜全般に当てはまることですが、種がそのままエサになるマメ科の野菜は特に気をつけなければなりません。せっかく手間やコストをかけて種をまいたにも関わらず、カラスなどの鳥獣が食べつくしてしまうことがあります。発芽して葉が出てきた種でさえも食べずにつまんで掘り返してダメにしてしまう事も少なくありません。

鳥獣被害の典型的な事例が今回の栽培で発生しました。最初の2畝は順調に成長していたのですが、3畝目はカラスと見られる鳥の被害を受けてしまい、何度も種を播き直しました。

 最初はマルチを張って穴を空けてそのまま種まきしたら、見事にほぼ全て食べられてしまいました。種まきから数日後見に行くと何も種がないという見るも無残な状態でした。1畝目と2畝目は全く被害がなかったので安心していたのですが、3畝目は人気の少ない別の区画で栽培し始めたので鳥が狙い易かったようです。

 次こそはと畝に網をかぶせたりプラスチックのポット入れで種まきした箇所を覆いましたが、またもや食べられてしまいました。ただ物を被せておけばよいだろうと甘く考えていたら、カラスは網やポット入れをずらして中の種を食べてしまったのです。これにはさすがに参ったというか、鳥の執念に感服しました。2回種まきした時点でまだ2、3箇所しか発芽していません。

 最後は網やポット入れに重しをのせて種まきしました。これでさすがに鳥も覆いをずらす事ができず、無事に発芽する事ができました。 1つの畝を発芽させるのに結局3回も種まきを繰り返し、無駄に種を使ってしまいました。鳥獣被害対策がいかに大切か身に染みた経験です。

落花生の鳥獣被害の防止①
落花生の鳥獣被害の防止①(06/15)
落花生の鳥による被害①(06/15)
落花生の鳥による被害①(06/15)
落花生の鳥による被害②
落花生の鳥による被害②(06/15)

マルチ除去の必要性と適切な時期とは?

  • 落花生の花が地中に入りやすくするためにマルチの除去は必要
  • マルチを放置したままだと畝が乾燥し過ぎて空のサヤが多くなります
  • マルチ除去と同時に株の周りに土寄せしておきましょう
 地温上昇効果で初期の生育に貢献したビニールマルチですが、ある程度株が成長して花が咲き始めたら外す必要があります。落花生は読んで字のごとく、「花が落ちて実が生る」という意味です。
 落花生は発芽して株が大きくなるとやがて黄色い花を咲かせますが、この花一つ一つが落ちて、花の付け根の子房柄(しぼうへい)が地中に潜って実をつけます。ビニールマルチをしたままだと子房柄が地中に潜る事が出来ない場合があり、実ができずに収量が減ってしまいます。
 更に、マルチをしたままだと夏の暑さで畝が乾燥し過ぎて、実が付いても空のさやが多くなります。落花生は乾燥には強いほうですが限度があり、マルチをしたままの極度の地温上昇は生育を阻害します。ですから、花が咲き始めたらできるだけ早くマルチを外す必要があります。
 また、花が落ちて子房柄が伸び始めたら、マルチ除去と同時に「土寄せ」をする事が大切です。落花生の実は地中で育ちますから、生育の場となる土をなるべく集めて与える必要があるからです。
マルチを外した落花生の畝①(07/29)
マルチを外した落花生の畝①(07/29)
マルチを外した落花生の畝②(07/29)
マルチを外した落花生の畝②(07/29)
マルチを外した落花生の畝③(07/29)
マルチを外した落花生の畝③(07/29)

落花生の収穫時期は?試し掘りで確認

落花生の収穫は10月の予定ですが、株が少し枯れ始めてきたので試しに少し収穫して見ることにしました。今年は猛暑と台風と天候不順で生育にはあまりよい条件ではありませんでした。数日前まで30℃以上の猛暑が続き、その前は台風12号の影響で1週間近く豪雨が降っていました。試しに6~7株抜いてみたところ約2kgほど収穫できました。

やはり土寄せをしなかったのが影響したのか、一部で実がならずほとんどが株の根元周辺でのみ実が付いていました。マルチを外した後はほぼ放任栽培でしたが、それでもこれだけ実が付いていれば上出来です。ぜいたくをいえばしっかりと土寄せをして10月まで収穫を待てば収量は増えていたかもしれません。収穫時には2~3割の実がまだ小さく、中には米粒ほどの大きさしかないものもありました。それでも前年の作付けに比べれば満足の行く出来で、まだこれからの収穫が楽しみです。

落花生の初収穫①
落花生の初収穫①
落花生の初収穫②
落花生の初収穫②
落花生の初収穫③
落花生の初収穫③

落花生の調理方法 – ゆで落花生の作り方

調理前の生落花生(09/19)
調理前の生落花生(09/19)
落花生の塩茹で①(09/19)
落花生の塩茹で①(09/19)
落花生の塩茹で②(09/19)
落花生の塩茹で②(09/19)
  • 家庭菜園だからこそ味わえるゆで落花生の醍醐味
  • ゆで落花生は収穫したての生落花生を塩水でじっくりとゆでる料理です
  • 舐めてしょっぱい位の塩水でゆで、火を止めたら浸して味を染み込ませます
  • 一度茹でれば冷凍保存も可能です

 初収穫の生の落花生を早速塩茹でして食べました。「ゆで落花生」は富士山麓では地元特産品となっており、千葉の落花生と同じく静岡の落花生は有名です。落花生といえば普通はコンビニで売っている様な炒ったものが主流ですが、産地である千葉や静岡では生の落花生を塩茹でして食べる「ゆで落花生」が一般的です。

「ゆで落花生」は収穫したての生の落花生を塩水で茹でる料理です。鍋に水を張って落花生を入れて、塩を適量入れて数十分火にかけるのです。塩の分量は鍋の水の量にもよりますが、自分で舐めてみてしょっぱいと思う位で丁度良いです。

水が沸騰するまでははじめは強火で構いませんが、沸騰後は弱火から中火にして蓋をしてゆっくりと30分から40分ほどじっくり茹でるのです。ここからは好みによりますが、30分ほどしてから一粒つまんでみて固いと思ったらあと10分、15分、これで良しと思ったら火を止めるという具合に調節します。固さは個人の好みなので茹で時間で調節しましょう。

 ポイントは火を止めてから10分、15分そのまま塩水に浸しておく事です。火を止めたばかりの落花生はまだ塩味があまりきいていませんが、しばらく塩水に浸しておくことで味がしみ込んできます。この作業を省くか省かないかで味に大きな差が出てしまいます。

 水に浸した後はザルなどにあげて少し冷ましておけば、味が良くしみ込んだ美味しい「ゆで落花生」の出来上がりです。生落花生は傷みが早いのでほぼ地元でしか流通しませんが、家庭菜園ならどこでも本場のゆで落花生を楽しむことができます。又、生の場合は傷みが早くても一度茹でておけば冷凍保存もできるので、たくさん穫れても大丈夫です。

落花生の栽培事例②

落花生の種の購入と種まきの準備

落花生の種袋①(5月6日)
落花生の種袋①(5月6日)
  • 市販のタネを購入すると結構高いです

前回は落花生の種を自家採取して種まきしましたが、今回は市販の種を購入しました。落花生の種は発芽率が60%程度と低くて値段も高いのでできれば自家採取が良いのですが、最初に栽培する場合や種を残していなかった場合は購入するしかありません。今回購入した種はサカタのタネで品種名「千葉半立」、数量45ml、発芽率60%以上、参考として1袋で育つ苗の本数は16本で、値段はたしか400円位ほどでした。実際に袋を開けて種を数えてみると23粒あったので16本というのは28粒×60%以上(=16.8粒)という事でしょうか。

落花生の種まき方法・手順

落花生の種を並べる①(5月14日)
落花生の種を並べる①(5月14日)
落花生の種の播き穴の準備(5月14日)
落花生の種の播き穴の準備(5月14日)
落花生の種まき①(5月14日)
落花生の種まき①(5月14日)
落花生の種の鳥害防止(5月14日)
落花生の種の鳥害防止(5月14日)
  • 栽培面積に応じた種の数を準備する

今回落花生を栽培する区画は1畝で2条まきで株間は40㎝となっています。種を2袋用意して28粒×2で56粒ありますが、1列に穴が17ほどあって2列で34個の穴があるので1穴に1~2粒まくことができる計算です。落花生の種は発芽率があまり良くないのでできれば1穴に最低2粒はまきたいのですが、とりあえずは1粒又は2粒まいて発芽状況を見ながら追いまきするかどうか決めたいと思います。

  • 種は横向きに深さ3㎝程度にまいて土を被せる
  • 水のやり過ぎには注意する

種のまき方は畝の方向に交差するように横向きに深さ3㎝位に種をまきます。種をまいたら土を被せて軽く鎮圧しますが、土が少しでも湿っていれば水を与える必要はありません。落花生の種は逆に水を与えすぎてしまうとすぐに腐ってしまうので、発芽まではできる限り乾燥気味にしてあげる様にします。露地栽培の場合は種まき時に雨降りが続くと発芽するまでに種が腐ってしまうので、種まきは発芽までの1週間程度の天気予報を確認してタイミングを計るのが良いです。

落花生の種まき後の発芽状況

落花生の種まき後の様子①(5月19日)
落花生の種まき後の様子①(5月19日)
落花生の種まき後の様子③(5月19日)
落花生の種まき後の様子③(5月19日)
落花生の種まき後の様子②(5月19日)
落花生の種まき後の様子②(5月19日)

種まきから約1週間が経つと所々芽が出てくるのがわかります。芽が出てくれれば一安心ですが、芽が出てもそれ以降も天候次第では枯れてしまったり腐ってしまう事もあるのでまだ気は抜けません。

落花生の種の発芽

落花生の種の発芽①(5月24日)
落花生の種の発芽①(5月24日)
落花生の種の発芽②(5月24日)
落花生の種の発芽②(5月24日)
落花生の種の発芽③(5月24日)
落花生の種の発芽③(5月24日)
落花生の種の発芽④(5月25日)
落花生の種の発芽④(5月25日)

落花生の発芽率の低さ

落花生の種の発芽状況①(5月27日)
落花生の種の発芽状況①(5月27日)
落花生の種の発芽状況②(5月27日)
落花生の種の発芽状況②(5月27日)
落花生の種の発芽状況③(5月27日)
落花生の種の発芽状況③(5月27日)
落花生の種の発芽状況④(5月27日)
落花生の種の発芽状況④(5月27日)

種まきから約2週間が経過し、畝には概ね種が発芽した様子が見られる様になりましたが、やはり発芽率が悪いのか全く発芽しない箇所もあります。落花生の種はあまり水を吸い過ぎると腐ってしまいますので、露地栽培で種まきの時期に雨が続くと全然発芽しない事もあります。

発芽しない箇所に追い播きと苗作りの必要性

落花生の種の追いまき①(5月27日)
落花生の種の追いまき①(5月27日)
落花生の種の追いまき②(5月27日)
落花生の種の追いまき②(5月27日)
落花生の種の発芽状況①(5月27日)
落花生の種の発芽状況①(5月27日)
落花生の種の発芽状況②(5月27日)
落花生の種の発芽状況②(5月27日)
落花生の種の発芽状況③(5月27日)
落花生の種の発芽状況③(5月27日)

最初に種をまいてから2週間が経ちますが、発芽しない箇所には種を又買って来て追加で種まきをします。既に発芽している箇所はそのままにして、発芽していない箇所だけ種まきします。発芽してない箇所だけといっても結構な数があり、結局1袋使い切ってしまいました。

  • 発芽率の低さを考えると直播きよりも苗を育てた方が良い?

こうして一連の種まきの作業を見てみると、落花生の場合は直播きよりもまずはポットで苗を育てた方が良い気がします。好天が続けば直播きでも十分発芽できますが、少しでも雨が続けば水分過剰で種が腐ってしまいます。落花生の種はただでさえ発芽率が60%以上となっているのに、露地で悪天候の時期に種まきすれば更に発芽率が悪くなり、最悪の場合ほとんど発芽しない場合もあります。ポットやトレイで育苗する場合は水分の管理もできますし、露地では気温が十分に上がってなくてもハウスやビニール、屋内で栽培するなどして温度の管理もできるので早く栽培する事も可能です。しかしながら、苗を育てる場合は手間がかかりますし露地に植え付けしなければならないので、育苗が良いか直播きが良いかは一概にはいえません。

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落花生の種の発芽状況(6月6日・9日)

落花生の生育状況(6月13日・18日・21日・30日・7月1日)

落花生の花の開花

落花生の花の開花①(7月9日)
落花生の花の開花①(7月9日)
落花生の花の開花②(7月9日)
落花生の花の開花②(7月9日)
落花生の花の開花③(7月9日)
落花生の花の開花③(7月9日)
落花生の花の開花④(7月9日)
落花生の花の開花④(7月9日)

5月中旬にはじめに種まきしてから追いまきもして2カ月弱が経過し、ようやく落花生の花が咲いてきました。ここまでくればもう株が枯れる事はないでしょうが、これからが落花生栽培の醍醐味ともいえます。花が咲いて落ちて実が生るという落花生の一連の生育過程が見られることになります。

落花生の実ができる過程と条件とは

落花生の子房柄①(7月9日)
落花生の子房柄①(7月9日)
落花生の子房柄②(7月9日)
落花生の子房柄②(7月9日)
  • 開花後の子房柄が地中に入らなければ落花生はできない
  • 子房柄が地中に入りやすくなるように土を柔らかくして土寄せしておく
  • マルチングをしている場合は剥がしておく

落花生とは読んで字のごとく花が落ちて生る野菜です。黄色い花が咲いた後に子房柄(しぼうへい)と呼ばれる細長い茎が下へ伸びて地中へと入っていきます。子房柄が地中に入る事によってはじめて落花生の莢と実ができるので、花が沢山咲いて子房柄が確実に地中に入る事が栽培のポイントになります。子房柄は下に伸びますがある程度長さは決まっていますので、子房柄が土に到達できるように土寄せをしておく必要があります。更には土に到達しても土が固すぎると地中に入る事はできませんので、土を柔らかくして土寄せをしておく作業が必要です。又、子房柄が伸び始める前にはマルチングを剥がしておくようにします。

マルチを剥がして土寄せする

落花生のマルチ剥がし①(7月9日)
落花生のマルチ剥がし①(7月9日)
落花生のマルチ剥がし②(7月9日)
落花生のマルチ剥がし②(7月9日)
落花生のマルチ剥がし③(7月9日)
落花生のマルチ剥がし③(7月9日)
落花生のマルチ剥がし⑤(7月9日)
落花生のマルチ剥がし⑤(7月9日)
  • 黄色い花が咲き始めたら早めにマルチを剥がしておきます

種まきから2カ月が経ち、株が大きくなって黄色い花が咲き始めたら早めにマルチを剥がします。株を傷つけない様にマルチの端の方から外してゆっくりと持ち上げます。外側からゆっくり外していくと株ごとに穴が開いていてつかえてしまうので手でマルチをそれぞれ破いてマルチを外していきます。マルチを外す時はマルチの切れ端が土中に残らない様に慎重に引っ張って外します。

最近は自然素材のマルチで土中に残っても土に還るものもありますが、大抵の場合は自然に還らないポリエチレンフィルム素材を使用していると思いますので、土中に残らない様慎重に取り除きます。

  • マルチを剥がしたら土を柔らかくして土寄せします

マルチを取り除いたら株元に土を寄せておき子房柄が地中に入りやすくなるようにしておきます。ちなみに極薄のマルチなら子房柄がマルチを突き刺して地中に入る場合もありますが、確実に地中に到達する為にはやはりマルチを剥がした方が得策です。

落花生の開花後の生育状況

落花生の開花後の生育状況①(7月30日)
落花生の開花後の生育状況①(7月30日)
落花生の開花後の生育状況③(7月30日)
落花生の開花後の生育状況③(7月30日)
落花生の開花後の生育状況②(7月30日)
落花生の開花後の生育状況②(7月30日)
落花生の開花後の生育状況④(7月30日)
落花生の開花後の生育状況④(7月30日)
落花生の開花後の生育状況⑤(7月30日)
落花生の開花後の生育状況⑤(7月30日)

落花生の開花後の子房柄の様子

落花生の開花後の子房柄①(7月30日)
落花生の開花後の子房柄①(7月30日)
落花生の開花後の子房柄②(7月30日)
落花生の開花後の子房柄②(7月30日)
落花生の開花後の子房柄③(7月30日)
落花生の開花後の子房柄③(7月30日)

花が咲き花が落ちていよいよ子房柄が地中に入っていく様子が見られます。マルチを外して土寄せをして準備万端です。

落花生の生育状況

落花生の生育状況①(8月11日)
落花生の生育状況①(8月11日)
落花生の生育状況②(8月11日)
落花生の生育状況②(8月11日)
落花生の生育状況③(8月11日)
落花生の生育状況③(8月11日)
落花生の生育状況④(9月17日)
落花生の生育状況④(9月17日)
落花生の生育状況⑤(9月17日)
落花生の生育状況⑤(9月17日)

落花生の収穫

収穫直前の落花生①(10月8日)
収穫直前の落花生①(10月8日)
収穫直前の落花生②(10月8日)
収穫直前の落花生②(10月8日)
収穫直前の落花生③(10月8日)
収穫直前の落花生③(10月8日)

収穫の為に掘り起こした落花生

掘り起こした落花生①(10月8日)
掘り起こした落花生①(10月8日)
掘り起こした落花生②(10月8日)
掘り起こした落花生②(10月8日)
掘り起こした落花生③(10月8日)
掘り起こした落花生③(10月8日)
掘り起こした落花生④(10月8日)
掘り起こした落花生④(10月8日)
掘り起こした落花生⑤(10月8日)
掘り起こした落花生⑤(10月8日)
掘り起こした落花生⑥(10月8日)
掘り起こした落花生⑥(10月8日)

5月中旬の種まきからほぼ5カ月が経過し、落花生の収穫時期を迎えました。近隣では既に8月頃から収穫が始まっていますが、これはかなり早く種まきしたものと思われます。「ふじやま」さんの菜園では毎年10~11月に収穫しますが、今回は1畝2列まきで三十数株栽培しています。

掘り起こした落花生を一莢ずつ取る

株から落花生の莢を採る①(10月8日)
株から落花生の莢を採る①(10月8日)
株から落花生の莢を採る②(10月8日)
株から落花生の莢を採る②(10月8日)

収穫した落花生の水洗い

収穫した落花生を水洗い①(10月8日)
収穫した落花生を水洗い①(10月8日)
収穫した落花生を水洗い②(10月8日)
収穫した落花生を水洗い②(10月8日)
収穫した落花生を水洗い③(10月8日)
収穫した落花生を水洗い③(10月8日)

株から一莢ずつ手作業で取り外した落花生を容器に入れてホースを使って水洗いします。これから鍋に入れて茹でるわけですから、土や石、落ち葉やゴミなどを丹念に取り除きます。莢を直接食べるわけではなく、中の実を食べるので少しぐらい汚れていても良さそうですが、鍋が真っ黒に汚れて真っ黒のゆで汁で茹でる事になってしまうので、ここでできる限り汚れや不純物を除去します。

茹でる前の落花生

茹でる前の落花生①(10月8日)
茹でる前の落花生①(10月8日)
茹でる前の落花生②(10月8日)
茹でる前の落花生②(10月8日)
茹でる前の落花生③(10月8日)
茹でる前の落花生③(10月8日)

綺麗に水洗いした落花生をザルに入れて軽く水気を落とします。落花生を秤で量ってみると約1.3㎏でしたが、この位の量なら鍋で一度に十分茹でる事ができます。

落花生の茹で方

茹でている最中の落花生①(10月8日)
茹でている最中の落花生①(10月8日)
茹でている最中の落花生②(10月8日)
茹でている最中の落花生②(10月8日)
茹でている最中の落花生③(10月8日)
茹でている最中の落花生③(10月8日)
茹でている最中の落花生④(10月8日)
茹でている最中の落花生④(10月8日)
  • 落花生が十分浸る位の水を入れる
  • 塩の分量は好みですが、塩水を舐めてしょっぱい位が丁度よい
  • 水から強火で茹でて沸騰したら弱火で30~40分が目安
  • 圧力鍋があれば時間短縮できます

落花生の茹で方はまず落花生が十分に浸る位に鍋に水をいれます。鍋の大きさにもよりますが、あまり水を入れすぎると吹きこぼれてしまうので注意します。塩の分量は本当に好みによるのですが、一般的には塩を入れて舐めてみてかなりしょっぱい位が丁度良いです。ゆで汁を飲むわけではなく、みそ汁やスープにするにはしょっぱ過ぎる位が味を染み込ませるにはちょうど良いです。

塩を入れたら早速火を入れて水から茹でます。最初は強火で茹でますが、沸騰したら弱火にして30~40分ほど茹でます。もちろん各家庭のコンロの火力や気温・水温などの諸条件により異なるのであくまでも目安の調理時間です。

茹で上がった落花生

茹で上がった落花生①(10月8日)
茹で上がった落花生①(10月8日)
茹で上がった落花生③(10月8日)
茹で上がった落花生③(10月8日)
茹で上がった落花生②(10月8日)
茹で上がった落花生②(10月8日)
茹でた落花生を割ってみる①(10月8日)
茹でた落花生を割ってみる①(10月8日)
茹でた落花生を割ってみる②(10月8日)
茹でた落花生を割ってみる②(10月8日)
  • 茹で加減の確認に一つつまんでみましょう

茹で上がったどうかは時折一つずつつまんでみて火の通り具合を確認します。これも固めが良いとか柔らかい方が良いとか好みがありますから、実際に自分で味見してみて確認しましょう。火の通り具合をしっかり確認するには味見する時に一番固そうな莢を選びます。莢が不完全な形で柔らかいものは中の実も総じて柔らかいので、この実が柔らかく煮えていても全体の実が柔らかいとはいえません。全体の莢の中で最も固そうな莢の実が柔らかく食べ頃になっていれば他の実も十分食べ頃に茹で上がっている目安になります。

来年の作付け用に種を乾燥保存する

収穫した落花生を水洗い③(10月8日)
収穫した落花生を水洗い③(10月8日)
  • 収穫後は全て食べないで来年用の種に残しておきます

収穫して水洗いした落花生を莢のまま自然乾燥して来年の作付け用の種にします。冒頭でも述べた様に今回は落花生の種を購入しましたが、容量は少なく発芽率は低い上に値段は高めです。気軽に購入する事ができないので自家採取が可能ならできるだけ自前で用意したいものです。

  • 種にする場合は生のまま乾燥保存します

食用にする分と種にする分を分けて取り分けておきます。種にするには当然の事ながら一度でも火を通してしまうと使用する事はできません。食用として一度茹でたり冷凍してしまうと種にはできないので、収穫の段階でしっかりと分けておきます。

  • 保存のポイントはカラカラに乾燥させる事です

保存のポイントはとにもかくにも十分乾燥させておく事です。収穫した時点では水分がかなり残っていますのでそのままでは腐食や傷みの原因になります。翌年の栽培まで種として残しておくにはまずは太陽に当てるなど自然乾燥させてから湿気が少ない屋内でカラッカラになるまで保存しておきます。

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