支柱の役割、効果、種類と立て方について

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家庭菜園における支柱の役割と効果

家庭菜園においては支柱は欠かせない存在です。

支柱は野菜の苗又は株を支える役割があり、茎が折れやすい野菜やネットと併用してつる性の野菜に利用したりします。

例えば、ピーマン、ナス、トマトなど実がなる野菜は実の重みで枝や茎が折れてしまう事があり、支柱で支える必要があります。又、いんげんやきゅうりなどのつる性の野菜はつるもの用のネットを支柱と組み合わせて張る事で、空中につるを這わせて栽培する事ができます。

他にも菜園のスペースが限られている場合にはスイカやメロンを支柱を使って空中栽培する事もあります。支柱は野菜が折れたり倒れたりするのを防止するだけでなく、限られたスペースを有効利用できる優れた道具です。

その他にも支柱を使う事で野菜の株間を取る事ができ、立体的に栽培する事で日光の当たる面積が増え、風通しも良くなり、病気や害虫の防除にも効果があります。

支柱の種類

支柱には材質、長さ、太さなどさまざまな種類があり、栽培する野菜の種類や用途によって使い分けます。

市販されている支柱はスチール製、プラスチック製、グラスファイバー製、竹製などいろんな材質のものがありますが、一般的には中が空洞になっている鋼管で周りを緑色の塩化ビニールやポリエチレンなどで被覆されているスチール製の支柱が良く使われています。

又、長さには75㎝、90㎝、120㎝、150㎝、180㎝、240㎝と様々な種類があり、野菜の種類や用途によって使い分けます。

75㎝、90㎝といった短い支柱はまだ植え付けたばかりの幼い苗の仮支柱として使用したり、背丈の伸びない野菜に使用したりします。

120㎝、150㎝や180㎝の支柱は普通に1本仕立ての支柱としてトウガラシ、ナス、ピーマンなどの野菜に使用できます。

そして、最も長い240㎝の支柱は1本仕立てというよりは複数本使用してネットなどを這わせて、きゅうり、いんげん、山芋などのつる性野菜に使用される事が多いです。

これらは当然ながらまっすぐの支柱ですが、らせん状や曲線の支柱もあります。

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野菜別の支柱の使用例

ナスの枝茎は結構丈夫ですが、それでも支柱がなければ収穫期に幾つもの実がなれば折れてしまいます。

なすの支柱
なすの支柱
なすの支柱②
なすの支柱②
成長後のなすの支柱
成長後のなすの支柱

ピーマンはナスより枝茎が弱く実が沢山できるので、支柱をさす事はもちろん、しっかりと誘因していなければ枝茎が間違いなく折れてしまいます。

「ふじやま」さんの家庭菜園では実際にピーマンを栽培していたら実の重みに耐えられなくなった枝が折れたりしました。

また、実の重みだけでなく、大雨、強風、台風などの厳しい自然環境によっても折れてしまう事もあるので、支柱を使ってしっかりと誘因固定しておくことが必要です。

ピーマンの支柱
ピーマンの支柱
折れてしまったピーマンの株
折れてしまったピーマンの株

トマトはそもそも支柱なしでは自力で空中に向かって伸びる事ができず、地這いトマトになってしまいます。

節ごとに確実に支柱に誘引しなければすぐに自身の重みに耐えられなくなるだけでなく、実ができればさらに重くなるので支柱は欠かせません。

トマトの支柱
トマトの支柱①
トマトの支柱②
トマトの支柱②

支柱は1本だけでなく、複数の支柱を組み合わせて使用する事もあり、つるもの用の棚や雨除けのハウスを作ったりします。

きゅうりやインゲンはツルが伸びた分だけ実ができますので、ネットを支柱に固定してツルを伸ばせるスペースをどれだけ確保できるかが収穫に大きな影響を与えます。

いんげん用つるものネット
いんげん用つるものネット
いんげんとつるものネット
いんげんとつるものネット

又、トマトの栽培はハウスでできれば一番良いのですが、家庭菜園ではそれも難しいので支柱を組み合わせてビニールを張った雨除けセットを利用する事があります。

トマトはもちろんハウスや雨除けがなくても露地栽培ができますが、雨や水分に弱く、雨や過湿が続くと葉や茎が傷むだけでなく果実になる前の花が落ちてしまったり、果実ができても裂けてしまうなどのトラブルが発生します。

ホームセンターなどではトマト専用の雨除けセットなるものが販売されており、これを組み立てて設置すれば完全ではありませんが雨から株を守る事ができます。

トマト雨よけ菜園セット①
トマト雨よけ菜園セット①
トマト雨よけ菜園セット②
トマト雨よけ菜園セット②
トマト雨よけ菜園セット③
トマト雨よけ菜園セット③

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