きゅうりの育て方・栽培方法 (ウリ科)

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収穫したきゅうり
収穫したきゅうり

基本情報

分類:ウリ科キュウリ属 / 原産地:ヒマラヤ山脈 / 学名:Cucumis sativus L. / 和名:キュウリ(胡瓜) / 英名:cucumber / 品種:白イボ系、黒イボ系、イボなし、四葉(スーヨー)、加賀太など / 主産地:宮崎、群馬、埼玉など / 発芽適温:20~30℃ / 生育適温:18~25℃ / 種まき時期:4月~7月 / 苗の植え付け時期:5~7月/ 収穫時期:6月~9月

栽培のポイント

  • 連作は嫌うので3~4年は間隔を空ける
  • 乾燥に弱いので水遣り、マルチ、敷きわらなどを活用する
  • 受粉せずとも大きくなるので人工授粉は必要なし
  • 早めの収穫で株を疲れさせない

由来・歴史

ヒマラヤ原産の「きゅうり」は6世紀頃に中国から日本へ伝わりましたが、当時は「黄瓜」と呼ばれていました。これは中国では「きゅうり」を完熟させて皮が黄色くなるまで育てて食べていたからで、日本でも同様に育てていました。当時の「きゅうり」は食感も味もイマイチで人気が出ず、幕末になって品種改良が進み緑の未完熟の食感の良い「きゅうり」が出てくる様になると普及し始めました。「黄瓜(きうり)」の呼び名が訛って「きゅうり」と呼ばれる様になったのが由来です。現在では表面の刺が白い白イボ種、黒イボ種、四葉、加賀太など様々な品種がありますが、白イボ種が市場の9割以上を占めています。

苗を購入するか種を購入するか?

  • 家庭菜園なら苗を購入した方が断然簡単

今回の「きゅうり」栽培は種まきをせずに市販の苗を購入して植え付けました。これまで何度か「きゅうり」を栽培して種まきも経験していますが、苗を植え付けた方が手っ取り早いのは間違いありません。

種まきか苗を購入するかはどちらでも良いのですが、種から育てるなら苗を植え付けるより早く種まきして栽培する必要があります。沢山つくるなら種をまいて直播き又は苗作りした方がコストがかかりませんが、家庭菜園の規模では数株あれば十分の収穫量が見込めるので苗を購入した方が安上がりになります。

  • 種まきして苗を作るのは結構手間がかかります

最近は「きゅうり」の種も意外と高くて1袋300円程度はしますし、使いきれずに種を残してしまっても翌年以降は発芽率が低下してしまいます。それにそもそも種の全てが発芽するとは限らないですし、少しの管理ミスで発芽率が著しく低下する事もあります。そうした事を考えると家庭菜園で消費できる分だけの苗を購入して植える方が賢明といえます。

  • 次から次へとできるきゅうりは数株あれば十分

「きゅうり」を栽培していると誰しもが直面する事なのですが、ある程度の健全な株ならば次から次へと花が咲いて実ができるのはもとより、少しでも収穫が遅れるまるでヘチマの様な大きさに実が育ってしまいます。家庭菜園で無理なく収穫消費できる程度の株数を大事に栽培するのが一番良いのではないでしょうか。

きゅうり苗の植え付け①(2017/5/6)
きゅうり苗の植え付け①
きゅうり苗の植え付け②(2017/5/6)
きゅうり苗の植え付け②

きゅうりネットの設置方法

  • きゅうりの重さに耐えられる様に支柱を高くしっかり立てる

「きゅうり」栽培にあたって土を耕し、肥料をまき、畝を作り、マルチを張って、苗を植え付けるという一連の作業をしましたが、今度は「きゅうりネット」を設置しました。「きゅうりネット」はホームセンターなどで1組100円ほどで販売しているもので、2m40㎝の支柱を数本立てて上部と下部に紐を張ってネットを広げました。

ポイントは「きゅうり」の重さに耐えられる様にできる限り多く「支柱」を立て、なるべく高い支柱を利用するという事です。「きゅうり」は1株で蔓がかなりの長さに伸び、実も幾つもできる為、ネットがその重さに耐えられる様に十分な強度を確保する必要があります。強度が足りないとネットが低く沈んでしまい、最悪の場合は支柱が倒れてしまいます。設置初期でまだ蔓がほとんど伸びてもいないので既に下にたるんでいるようでは蔓が伸びてからさらに低くなることは目に見えていますので、支柱を間に増やすなりして強度を確保します。

きゅうりネットの設置①(2017/5/21)
きゅうりネットの設置①(5月21日)
きゅうりネットの設置②(2017/5/21)
きゅうりネットの設置②
  • 支柱は地中に埋まる部分も考えてできるだけ高いものを選ぶ

次に「支柱」についてはホームセンターで販売している支柱で最も長いのが2m40㎝でしたので、もしそれより長いのものがあればそれでも良いと思います。2m40㎝というと手が届かないかもと思いがちですが、実際は地中に50㎝ほどは埋めて固定しますので、実際の高さは1m90㎝ほどになり、手を伸ばせば十分届く高さになります。

もちろん、背が低い方やファミリーで子供に収穫してもらう事も想定すればあまり高くするのも考え物ですが、逆に低すぎるとすぐにツルが最上部に達して行き場を失い、結果として収穫量に影響を及ぼします。低くて安全なものでも良いので踏み台や脚立の利用を検討すれば多少ネットが高くても構わないのではないでしょうか。

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きゅうりの花の開花と実の形成

苗の植え付けから約1カ月が経過し、蔓が伸びて葉数も増えてきました。全体的に青々としていて傷んでいる箇所もなく、実ができる前の花も咲いて順調に生育しているといえます。黄色い花の付け根に長さ3~4㎝ほどの表面がゴツゴツした「きゅうり」の実の赤ちゃんができていますが、これが徐々に成長して立派な「きゅうり」になるわけです。この部分には手を触れない様に注意し、成長を見守ります。

きゅうりの生育状況①(6月3日)
きゅうりの生育状況①(6月3日)
きゅうりの生育状況②(6月3日)
きゅうりの生育状況②(6月3日)
きゅうりの花と実①(6月3日)
きゅうりの花と実①(6月3日)
きゅうりの花と実②(6月3日)
きゅうりの花と実②(6月3日)

つるの誘引方法を解説

  • ツルから出ている巻きヅルをネットに絡ませて誘引します

苗の植え付けから1カ月が経過し、ツルをネットに誘引する事にしました。「きゅうり」の葉の付け根には巻きづると呼ばれる細いひも状のものが伸びており、この巻きづるがネットに絡みつく事でツルが伸びていきます。

最初からネットを設置していればすんなり巻きづるがネットに勝手に絡みついたかもしれませんが、それでも手作業で伸ばしたい方向へ誘引してやる必要があります。巻きづるは10~15㎝位はありますので手作業でネットの適当な箇所にくるくると巻いて絡みつかせます。

トマト」や「なす」など他の野菜は麻紐で支柱に誘引しますが、「きゅうり」はそれ自体の一部である「巻きづる」を利用して誘引する事ができます。

きゅうりネットへ誘引①(6月6日)
きゅうりネットへ誘引①(6月6日)
きゅうりネットへ誘引②(6月6日)
きゅうりネットへ誘引②(6月6日)
きゅうりネットへ誘引③(6月6日
きゅうりネットへ誘引③(6月6日
きゅうりネットへ誘引④(6月6日)
きゅうりネットへ誘引④(6月6日)

うどんこ病の特徴と対処方法

  • うどんこ病はツルもの野菜に良く発生します
  • うどんこ病が発生すると生育不良に陥って収量が減少します

「きゅうり」や「かぼちゃ」など蔓ものの野菜に良く発生する病気が「うどんこ病」です。「うどんこ病」はきゅうりやかぼちゃの他にもゴーヤ、トマト、ナス、人参、枝豆、イチゴ、メロンなどにも発生しますが、発生条件としては糸状菌と呼ばれるカビの一種が繁殖する事で発生します。4~11月真夏以外で17~25℃の乾燥した時期に発生しやすく、「うどんこ病」が発生した葉は光合成ができなくなり、生育不良に陥って収穫量にも悪影響を与えます。

  • うどんこ病が発生したらすぐに葉を除去します

「うどんこ病」はカビの一種なのですぐに繁殖・拡散するので防除が必要です。発生部分が少なければ葉を切除、処分するのが効果的ですが、相当部分に広がっているなら酢、木酢液、薬剤などで対処する方法があります。

きゅうりのうどんこ病①(6月9日)
きゅうりのうどんこ病①(6月9日)
きゅうりのうどんこ病②(6月9日)
きゅうりのうどんこ病②(6月9日)
きゅうりのうどんこ病③(6月12日)
きゅうりのうどんこ病③(6月12日)
きゅうりのうどんこ病④(6月12日)
きゅうりのうどんこ病④(6月12日)
きゅうりのうどんこ病①(6月13日)
きゅうりのうどんこ病①(6月13日)

べと病の特徴、原因と対処方法

  • べと病は葉や茎に褐色状の斑点ができて枯れてしまう

「べと病」は「うどんこ病」と同様にカビの一種である糸状菌が原因の病気で、葉や茎に褐色状の斑点ができ、症状が広がると葉や茎が枯れてしまいます。「きゅうり」のほか、カボチャ、キャベツ、ブロッコリー、レタス、ゴーヤ、ほうれん草、壬生菜、ネギ、かぶ、玉ねぎ、プリンスメロンなどに発生します。

  • べと病は早期発見して処分が大切

「うどんこ病」が乾燥時期に発生しやすいのに比べて、「べと病」は梅雨時の高湿度の気温20度前後の時に発生しやすくなっています。原因には高湿度、水はけ、肥料不足、過剰施肥、通気性、日当たり、密植などがありますが、発生した場合は治療・回復は難しいため、繁殖・伝染しない様に早期に発見して処分します。

きゅうりのべと病①(6/15)
きゅうりのべと病①(6/15)
きゅうりのべと病②(6月15日)
きゅうりのべと病②(6月15日)
きゅうりのべと病③(6月15日)
きゅうりのべと病③(6月15日)
きゅうりのべと病④(6月15日)
きゅうりのべと病④(6月15日)
きゅうりのべと病⑤(6月16日)
きゅうりのべと病⑤(6月16日)
きゅうりのべと病⑥(6月16日)
きゅうりのべと病⑥(6月16日)

きゅうりの成長速度、収穫量と消費量の関係

梅雨の時期の最中で高温多湿の日が続いていますが、「きゅうり」は蔓を伸ばし続けて生育を続けています。花も次々と開花し実ができているので、収穫は順調といえます。今回は苗を4株しか植え付けずその内1株がダメになって結果3株だけの栽培ですが、それでも連日食べきれないほどの収穫があります。

  • きゅうりは1日でも収穫が遅れるとすぐに適期を逃します

「きゅうり」は収穫が遅れるとあっという間に肥大してしまうので手頃な大きさに達したらすぐに収穫する必要があります。収穫適期の実の収穫が1日遅れるだけでも大きくなりますし、3日や1週間も遅れれば大きくなり過ぎてしまいます。

  • きゅうりは小ぶりの内に早めに収穫した方がおいしいです

適期を過ぎた実は食べれない事はありませんが、皮が固く、種は大きく、歯ごたえも悪く、瑞々しさもなくなり、食感が悪くなります。直径が3~4㎝位までの太さならまだ漬物にできない事もありませんが、直径5㎝以上にもなるともはや食べてもまずいだけで結局捨てる事になってしまいます。ですから、例え食べきれない量でも又は少し小ぶりだと思っても早め早めに実を収穫しておく事が無駄にしないコツになります。

きゅうりの生育状況①(6月19日)
きゅうりの生育状況①(6月19日)
きゅうりの生育状況②(6月21日)
きゅうりの生育状況②(6月21日)
きゅうりの生育状況①(6月29日)
きゅうりの生育状況①(6月29日)
きゅうりの収穫①(6月29日)
きゅうりの収穫①(6月29日)

きゅうりの栽培事例①

種から育てた「地這いきゅうり」(撮影日:06/11)

地這いきゅうりの種まき
地這いきゅうりの種まき
きゅうりの苗の風除け
きゅうりの苗の風除け

今年はきゅうりを作らないつもりでしたが、地面に這わせる「地這いきゅうり」を作ることにしました。昨年は2株ほど苗を買ってきて植えましたが、梅雨の長雨で全滅してしまい全く収穫できませんでした。昨年の苦い経験から今年は最初から作らないと決めていたのですが、周りの畑で作っているのをみるとやはり作りたくなってしまいました。「ふじやま」さんの自宅に残っていた「地這いきゅうり」の種をさっそく撒いてみました。種のパッケージの裏面を見ると発芽率は90%以上とかなり期待できます。もう梅雨の時期ですが、発芽さえすればあとはなんとかなりそうです。マルチをして株間をしっかりとって1穴に3粒ずつまいたのですが、うまく発芽することができました。しばらくして気が付いたのですが、発芽したばかりの芽をナメクジが食べてしまっていたので、すぐさま「風除け」を設置することにしました。「風除け」は文字通り風を避けるためのものですが、害虫を寄せ付けない効果もあります。マルチのビニールに風除けをピッチリとつけて虫の侵入を防ぐようにしました。

「風除け」で順調に育つ苗(撮影日:07/06)

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種まきから約1ヶ月が経ち、苗も順調に育ってきました。これもしっかりと「風除け」で保護していたお陰です。きゅうりの苗は軟弱なので、ある程度の大きさになるまでこのように保護が必要です。だいぶ大きくなってきて「風除け」には収まりきらなくなってきたので、そろそろ取り外さなければなりませんが、そのあとが心配です。下はマルチをして土に直に触れないようにしていますが、成長につれてつるが伸びれば藁などを敷く必要もあるかもしれません。地這いのきゅうりはまだこれからが成長期なので収穫はまだ程遠いです。

「地這いきゅうり」の「摘芯」(07/09)

支柱を立てて栽培する品種はある程度まで「摘芯」は必要ないのですが、地這いの場合は親づるが50cm位になったら「摘芯」する必要があります。「親づる」を摘芯する事で「子づる」と「孫づる」の成長を促します。つるを四方に地面に這わせて育てるのですが、率直な感想としてはやはり支柱立てで育てた方が良いのではと感じています。昨日は梅雨の大雨で地面がぬかるんでおり、こんな地面につるを這わせたらすぐ病気になりそうな気がします。その為にマルチを敷いて地面に触れるのを予防していますが、つるの成長にしたがって藁を敷くなど対策をする必要がありそうです。畑のスペースが足りず、畑の隅で栽培していますが、踏みつけてしまわない様に気をつけなければなりません。

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「地這い」なのに支柱立て(撮影日:07/20)

支柱を立ててきゅうりネットの設置①
支柱を立ててきゅうりネットの設置①
支柱を立ててきゅうりネットの設置②
支柱を立ててきゅうりネットの設置②

先日「摘芯」したきゅうりですが、結局「地這い」にせず、「支柱」を立てて育てることにしました。家庭菜園初心者の「ふじやま」さんは本当に行き当たりばったりですね。9株ほどあるきゅうりですが、先日実際に摘芯したのは4株だけなので、「支柱」を立てて栽培しても問題ありません。本当は「地這い」で育てたかったのですが、やはりスペースが狭く、踏みつけてしまう可能性や土に接して病気になる可能性もあるので、今からでも支柱を立てて栽培した方が良いと判断しました。支柱は既に家にありますので、ホームセンターで「きゅうりネット」なるものを購入して来ました。実際やってみると、やはりきゅうりは支柱栽培が一番良いと感じました。空中で栽培すれば場所もとりませんし、土がかからないので病気の心配も少なくなります。去年「地這い」で栽培してすぐ枯れてしまったので、今年は支柱が大活躍です。ビニールマルチを敷いて保護しているのも影響していると思いますが、今のところ順調に生育しています。

きゅうりの収穫(撮影日:07/30)

きゅうりの収穫
きゅうりの収穫

支柱栽培に切り替えてからつるが大分成長し、既に初収穫を終えましたが、今日もたくさん収穫できました。家庭菜園程度では1回に5本も収穫できれば十分です。夏のきゅうりは本当に美味で、今日もスライスしてマヨネーズをつけて食べました。きゅうりは曲がりが多くなると肥料不足のサインだそうですが、まだその兆候はなく、しばらくは順調に収穫できそうです。種から育てて元手がほとんどかかってないのに、こんなに美味しいきゅうりが収穫できるなんて、やっぱり野菜作りは楽しいですね。

追加で種まき

「きゅうりネット」で「支柱栽培」」が大成功したのに気を良くしたので、ネットの空いているスペースをみて追加で種まきをしました。今は収穫最盛期で申し分ありませんが、できれば長く収穫したいので、また種をまいて新たに株を育てる事にしました。今から種まきすれば今月末から来月にはまた収穫できるはずです。きゅうりの種は発芽率も高く、あっという間に育つので、病害にさえ気をつければ又おいしいきゅうりが収穫できると思います。

きゅうりづくしの猛暑(08/24)

今年は例年にない猛暑が続いていますが、きゅうりの収穫は至って順調で、毎日食べきれないほどです。2箇所の畝に10株ほど植えてありますが、ネット一面に成長した株からは毎日収穫があります。「ふじやま」さんもこの夏はほとんど毎日きゅうりを食べていて、お弁当にも持参していく有様です。今までこんなにきゅうりを食べた夏はないのではないでしょうか。他の野菜はといえば、「なす」は「更新剪定」をしてしまい、8月中は収穫が見込めません。「ピーマン」も最近の猛暑のせいか、収量がめっきり落ちてしまいました。「トマト」も十分な背丈に育ち、これ以上の収穫はさほど見込めません。8月になってからは「オクラ」が成長してきましたが、1日に2、3本程度しかとれません。というわけで、現在の野菜の収穫はほとんどきゅうり頼みです。

きゅうりの栽培事例②

収穫したきゅうり(6月下旬)
収穫したきゅうり(6月下旬)

3月下旬の種蒔き

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「きゅうり」の栽培も今年で2回目を迎え、栽培も手馴れたものになってきました。昨年は種蒔きが6月と遅くからのスタートとなり、収穫も遅かったので、今年は早めの種蒔きをしました。栽培が難しいと敬遠していたきゅうりですが、いざ作ってみるとコストパフォーマンスも高く、夏の家庭菜園には欠かせない野菜だと感じたからです。種袋の裏書説明には種蒔きは3月下旬よりと記載されていますが、3月でもまだまだ寒いので、3月末日の種蒔きとなりました。少しせっかちな感じもしますが、昨年収穫したきゅうりの美味しさが忘れられず、一刻も早い収穫を望んで早蒔きとなったのです。早蒔きするからにはしっかりと土作りを行い、ビニールマルチを敷いて地温の上昇を図る事を怠ってはいけません。透明のビニールマルチは後々雑草が生える心配もありますが、それにもまして地温の上昇効果は抜群です。早蒔き、早植えする場合はビニールマルチは欠かせません。もちろん温室栽培が最も栽培温度の上昇に寄与しますが、ただの家庭菜園レベルではとても温室は用意できません。ビニールマルチを張る事によって早蒔きを可能とし、土の跳ね返りによる病害防止にも役立つので本当に便利です。畝立てからビニールを張るマルチングは結構手間がかかりますが、手間をかけた分だけ必ず報われるのが野菜作りです。

種まき後10日前後で発芽

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3月末に種蒔きした「きゅうり」が、4月8日にようやく発芽しました。種蒔きから約10日でようやく芽が出たのです。マルチシートで地温を上げていた事もあり、無事に発芽温度に到ったと思います。野菜作りの難関のひとつはやはり種が発芽するかどうかです。種蒔きする時には土質、気温、水分、日当たりなど適当な条件下で行わなければなりません。マメ科などは別にしても水遣りを欠かさずにしたり、種を蒔く深さにも気をつけたり、蒔く時期の天気を気にしたりと、種蒔きするには細心の注意が必要です。しかし、いったん発芽してしまえば、あとは特に水遣りに気をつければ、最初の難関は突破した事になります。あとはまだ幼くて弱弱しい苗を十分気を配って育てていく事が課題となります。

色付き肥料袋の風除け(05/01)

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3月下旬の種蒔きから1ヶ月が経ち、苗も4枚葉になり大分成長してきました。しかし、「かぼちゃ」の苗に比べると同じく種蒔きから育てたのに若干貧弱な感じは否めません。「かぼちゃ」の苗は勢いもあり、葉色も濃くしっかりしているのに、「きゅうり」の苗はいまだ小さく色も薄くて頼りない感じがします。違う野菜ですから比べるのもおかしな話ですが、どうも「風除け」の違いが成長の度合いに影響している気がしてなりません。「かぼちゃ」の苗は透明のビニール袋で風除けをつくり、完全に日光を浴びて育っていますが、「きゅうり」の苗は白の肥料袋を切って風除けにしており、日光を遮って成長しています。透明のビニール袋は日光をそのまま通し保温効果も抜群ですが、白の肥料袋では日光を遮ってしまいます。野菜の成長には日光は欠かせないので、その違いが成長の違いに出たのではないかとも思っています。もちろん、透明か白かにも一長1短があります。透明の場合は日光をそのまま通し保温性も優れていますが、あまりに天気が良くて気温が上昇し過ぎた場合は、貧弱な苗を強烈な日光と温度で傷めてしまいます。一方、白の肥料袋では日光をある程度遮ってしまい成長を妨げてしまいますが、気温が高く日射しが強すぎる場合には、貧弱な苗を強烈な日光と気温から保護してくれます。

種と苗でどちらから育てる

「きゅうり」は種と苗でどちらで育てた方が良いでしょうか。どちらも場合によりけりですが、初心者の方は苗を購入した方が無難です。3月になるとホームセンターではもう苗を販売していますが、まだ肌寒い日が続きますので、苗の植え付けは早くても4月、できれば5月になってからでも良いと思います。十分気温が上がってから植え付けするのであればホットキャップや風除けは必要ありませんが、3月、4月のまだ寒さが残る時期はマルチシートや風除けはした方が良いと思います。一方、種から育てる場合は多少の手間がかかりますが、慣れればさほど難しくありません。きゅうりの種の発芽率は約90%以上と極めて高く、余程おかしな蒔き方をしない限り発芽します。マルチシートで地温を高め、種蒔き用の土を使うなどして十分気を配れば、あまり失敗する事はありません。芽が出て双葉から四葉位まで成長すれば、販売されている苗と遜色ない立派な苗になります。苗から育てるか、種から育てるかは時期、手間、経験など都合により使い分ければ良いと思います。

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きゅうりネットの設置(05/23)

きゅうりネットの設置①
きゅうりネットの設置①
きゅうりネットの設置②
きゅうりネットの設置②
きゅうりネットの設置③
きゅうりネットの設置③


1畝で栽培しているきゅうりの苗ですが、大分大きくなってきたので今日ネットを設置しました。高さ2メートル、幅5メートルのきゅうりネットはホームセンターで昨年98円で購入したものです。昨年もこのネットを使ってきゅうりを栽培しましたが、地這いと違って場所もとらず、泥跳ねによる病気の心配もないので、本当にネット栽培は便利です。最近は節電でグリーンカーテンも推奨されていますので、プランターで窓際でネット栽培をするのも良いかもしれません。しかし、畑でネット栽培する場合は高さ2メートルになりますので、栽培場所に注意が必要です。ネット栽培する場合は必ず畑の北側で作るようにして他の野菜の生育を妨げてはいけません。高さが2メートルという事はその背後には2メートルの高さで影が作られるので、それだけ野菜の生育に必要な日光を妨げてしまいます。窓際のグリーンカーテンなら遮光効果があって申し分ありませんが、畑で栽培の場合は日陰になり野菜の生育に致命的です。前年に何を植えたのかなど連作障害も気になりますが、野菜栽培の場合は野菜の高さによる遮光にも配慮しなければなりません。

徐々にネットを登るきゅうり(05/31)

きゅうりの生育状況(5月下旬)
きゅうりの生育状況(5月下旬)

きゅうりネットを設置して既に1週間が経過しましたが、徐々に苗がネットを登る様になりました。茎からツルを這わせてネットに絡みついて登るのですが、まだ生育が遅いせいか、ネットに絡むのもなかなか大変です。昨年は遅まきで7月末にネットを設置しましたが、ぐんぐん成長してネットに勢いよく絡みつきました。今年は3月末に種まきしてから既に2ヶ月経ちましたが、いまだ実がなる気配がありません。昨年は6月に種まきして7月末のわずか2ヶ月で収穫できました。同じ2ヶ月でもこうも違うとは、やはり野菜の生育温度が原因なのでしょう。種まきをいくら早くしても収穫時期がそれほど早くなるわけではありません。家庭菜園の場合ではなかなかハウス栽培もできませんので致し方ありません。このままだと今年の初収穫は6月下旬か7月にずれ込みそうです。

受粉後のちびっこきゅうり(06/11)

きゅうりの受粉(6月上旬)
きゅうりの受粉(6月上旬)

生育が緩慢だったきゅうりも徐々に成長し、ようやく花が咲いて受粉しました。茎がネットに絡んで長くなり、花が咲いて受粉した後にきゅうりの実が付くのですが、その様子がみれるようになりました。受粉後にきゅうりの実が出来始めてきましたが、まだ直径5ミリ、長さ2~3cm程度のちびっこきゅうりです。このちびっこきゅうりが徐々に養分を吸収して大きなきゅうりに成長します。ここまでくれば後は実の成長を待つのみです。今月下旬には収穫できそうです。

きゅうりの初収穫(06/20)

きゅうりの生育状況①(6月下旬)
きゅうりの生育状況①(6月下旬)
きゅうりの生育状況②(6月下旬)
きゅうりの生育状況②(6月下旬)
きゅうりの生育状況③(6月下旬)
きゅうりの生育状況③(6月下旬)


受粉して実が付き始めてからわずか10日足らずですが、きゅうりの実があっという間に成長しました。3月末に種まきしてから約3ヶ月ですが、ようやく初収穫です。昨年は6月から種まきしてわずか2ヶ月弱で収穫できましたが、やはり気温の上昇がないと早く種まきしても成長期間が長くなります。それでも昨年よりは1ヶ月近く早い収穫ですから、今年は早くからきゅうりを味わえます。それにしても受粉後からこんなにすぐに収穫できるとはきゅうりの成長力には改めて驚かされます。6株から7株ほど栽培してあるので、これから毎日のように収穫できると思います。

伸びすぎた茎がネットからはみ出る(07/10)

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収穫が続々となるきゅうりですが、株の成長が進みネットからはみ出してきました。昨年も同じ事がおきましたが、これといった対策もなく悩んでいます。株の重みでネットが全体的に下がっていますので、まずは支柱を増やしてネットの高さを上げてみます。また、先端を横に這わす様にしてさらに花を咲かせるのも良いと思います。一部の栽培指南書では先端を摘芯する事を勧めていますが、「ふじやま」さんの場合は特に摘芯はしないつもりです。

7月中旬から収穫ゼロ(08/10)

きゅうりの栽培終了
きゅうりの栽培終了
きゅうりの追いまき①
きゅうりの追いまき①
きゅうりの追いまき②
きゅうりの追いまき②


順調に収穫していた「きゅうり」ですが、7月中旬を過ぎると全く収穫できなくなってしまいました。3月末から種まきして早めに栽培していましたから、ネットから茎がはみ出るほど成長するともう成長末期のようです。8月に入ると茎も既に枯れ始めて、勢いのある株はいくつもありません。これから夏本番になり、「きゅうり」が美味しい時期なのに残念です。枯れ始めた株はもう収穫は見込めませんから、また新たに種まきするしかありません。マルチを敷いた時に追いまきする事を想定して穴をいくつも作っていましたので、空いている穴に種まきしました。台風や大雨の影響でなかなか発芽しませんでしたが、8月に入りようやく苗の大きさまで成長しました。今から育てても夏の猛暑で果たして収穫できるかわかりませんが、できる限り成長させてみようと思います。

追い撒き失敗で栽培終了

8月下旬になり、これ以上「きゅうり」の収穫は見込めず、栽培を終了しました。初めに種まきした株が枯れ始めたので追い撒きしましたが、猛暑のせいか全く育ちませんでした。「きゅうり」の栽培自体は3月末から始めたのですが、7月半ばには株が既に生育を終えてしまいました。時期をずらして種まきして順次収穫するつもりでしたが、タイミングが遅かったのか大雨や猛暑の天候のせいか、発芽して苗まで成長しても、以後全くつるが伸びません。苗のまま2週間、3週間経っても一向に成長の兆しは見えず、結局栽培を断念する事にしました。秋になれば「だいこん」「白菜」「キャベツ」などの秋冬野菜を作らなければなりません。いつまでも収穫の見込みのない野菜を栽培するわけにいかず、諦めて支柱、ネット、マルチを取り外しました。

きゅうりの栽培事例③

病気発生でも収穫順調

「うどんこ病」は見られなくなっても相変わらず「べと病」は発生していますが、きゅうりの実は収穫が続いています。5月上旬に苗を植え付けたので、既に栽培開始から2カ月が経過しています。収穫量は既に十分な量に達していますので、後はどの位長く収穫できるか見ものです。

きゅうりの生育状況①(7月5日)
きゅうりの生育状況①(7月5日)
きゅうりの生育状況(7月7日)
きゅうりの生育状況(7月7日)
きゅうりの生育状況⑥(7月5日)
きゅうりの生育状況⑥(7月5日)
きゅうりの収穫(7月9日)
きゅうりの収穫(7月9日)

きゅうりの収穫終了

きゅうりの栽培終了間近①(7月17日)
きゅうりの栽培終了間近①(7月17日)
きゅうりの栽培終了間近②(7月17日)
きゅうりの栽培終了間近②(7月17日)
きゅうりの栽培終了(7月19日)
きゅうりの栽培終了(7月19日)
きゅうりの栽培終了(7月23日)
きゅうりの栽培終了(7月23日)
  • 株が疲れてきて枯れ始めたら栽培終了の合図

7月も下旬に差し掛かり収穫は終了間近を迎えています。まだ少しばかりの実はとれますが、株は既に枯れ始めていて、もうこれ以上の成長は見込めそうにありません。実はどうしても消費しきれない為に収穫が遅れてしまい、あっという間に巨大化してしまいます。大きくなり過ぎた実は皮が固く中はスカスカで種も大きくて食感は著しく悪くなります。大きくなり過ぎた実は勿体ない気もしますが正直言って食べられないので捨ててしまいます。今シーズンの「きゅうり」はこれで収穫終了となります。

コメント

  1. […] 連作障害は野菜の種類によって程度が違います。すなわち、野菜によって連作障害が出易いものもあるし、出にくいものもあります。連作障害の出易い野菜にはスイカ、ナス、エンドウなどで7年以上、トマト、ピーマン、ゴボウなどは5~6年以上、里芋、メロンなどは3~4年以上、キュウリ、じゃがいも、そらまめ、レタス、白菜、インゲンなどは2年以上連作を避けた方が良いといわれます。一方、連作障害の出にくい野菜には大根、サツマイモ、カボチャ、人参、小松菜、玉ねぎ、ネギ、春菊、インゲン、みょうが、ふきなどがあり、これらは同じ場所で続けて作っても障害が出にくいといわれています。 […]

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