なすの栽培方法・育て方のコツ(ナス科)

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収穫した沢山のなす

目次

基本情報

分類:ナス科ナス属 / 原産地:インド東部 / 学名:solanum melongena / 英名:egg plant / 種類:卵形なす、丸なす、長なす、米ナス、小丸なすなど / 品種:黒陽、千両2号、庄屋ナス、賀茂ナスなど / 主産地:高知、熊本、群馬など / 生育適温:22~30℃ / 苗の植え付け時期:4月~6月 / 収穫時期:6~10月

栽培時期

  • 寒冷地‐種まき3~5月、定植5月下旬~6月上旬、収穫7月中旬~9月
  • 温暖地‐種まき2~3月上旬、定植4月下旬~5月、収穫6月中旬~10月中旬
  • 暖地‐種まき2月、定植4月、収穫6月中旬~11月上旬

栽培のポイント

  • 種から育てるのは難しいので市販の苗を利用する
  • 苗の早植えに注意する
  • 連作を嫌うので輪作又は接木苗を利用する
  • 乾燥に弱いのでマルチや敷き藁を活用し、水遣りをたっぷりする
  • 肥料食いなので定期的に追肥する
  • 花で生育状態を判断する

由来・歴史

インド東部原産の「なす(茄子)」は中国を経て日本へ伝わり、奈良時代には栽培されていました。平安時代の漢和辞典「和名抄」には「奈須比」と記載があり、室町、江戸時代へと時代に進む中で日本各地に広がっていきました。各地ではその土地の気候風土に合った品種の栽培が進み、地方独自の品種へと発達していきました。現在では長卵型、丸型、大長型、小型などの茄子の他に賀茂ナス、ミズナス、米ナス、巾着ナスなど日本には180ほどの品種があります。

種まきより市販苗の購入

「なす」を家庭菜園で栽培するには結論からいえば種まきをするより市販の苗を購入した方が賢明です。「なす」を種から育てる事もできないわけではありませんが、発芽適温は23~30℃、生育期間は約2カ月と温度管理が難しく育苗期間が長いので大変な手間がかかります。苗が大量に必要な農家ならともかく、一般の家庭菜園では成功率や手間を考えれば市販の苗を購入した方が間違いありません。

購入したなすの苗①
購入したなすの苗①
なすの苗(5月4日)
なすの苗(5月4日)

「なす」の種類と品種

「なす」には数多くの種類や品種があり、それぞれに特徴があります。長卵形ナス、長ナス、丸ナス、米ナス、水ナスなどの種類があり、品種には千両、千両二号、黒陽、筑陽、庄長大長、ミズナスなどがあります。形、大きさ、重量、肉質の違いだけでなく、生育・収穫時期、耐寒・耐暑性やどんな調理に向くかでも違いがあります。家庭菜園で一般的に栽培されるのは長卵形と長ナスの種類が多く、市販苗には「千両二号」、「黒陽」といった品種が良く販売されています。販売店には人気のある育てやすい少数の品種が販売されている事が多く、上記の2品種や米ナス、水ナスが売られている事が一般的です。最近では変わり種の品種として緑色や白色のナスの苗も売られている事もあります。どの品種を選ぶかは好みや菜園の栽培計画に合わせて決定します。

「なす」の苗の選び方

なすの苗①
なすの苗①
なすの苗②
なすの苗②
なすの苗③(5月4日)
なすの苗③

「なす」の苗を購入するに当たっては当然良い状態の苗を手に入れる必要があります。苗の種類や品種選びも重要ですが、どれだけ良い苗を選ぶかでその後の生育に大きな影響を与えます。良い苗の条件とは、

  • 病気や害虫に侵されていない
  • 葉が枯れたり黄色く変色していない
  • 葉が厚くて緑色が濃い
  • 節が太くて徒長しておらず、節間が短い
  • 葉の葉脈がきれい
  • 苗が入荷したてで新しい
  • ポットの底から枯れた根が出ていない

こうした条件に合致する苗を販売店で探します。家庭菜園では近隣の種苗店、ホームセンターなどで苗を購入すると思いますが、前提として管理が行き届いた店で購入する事が大切です。

「なす」の連作障害の症状と予防策

  • 「なす」の連作障害‐青枯れ病、半身萎凋病
  • 連作障害の予防策‐輪作、天地返し、消毒、コンパニオンプランツ、土づくり、休耕、接木苗

「なす」の栽培を始める前に気をつけなければならないのは「連作障害」です。「なす」は連作すると「青枯れ病」や「半身萎凋(いちょう)病」といった病害が発生し、収穫量が減少するだけでなく、株自体が枯れてしまう場合もあります。「なす」に限らず野菜栽培では連作障害をいかに避けるかは至上命題ですが、予防策としては「輪作」、「天地返し」、「消毒」、「コンパニオンプランツ」、「土づくり・土壌改良」、「接木苗の利用などが挙げられます。天地返し、消毒、「土づくり」や土壌改良は事前に又は継続的に取り組む必要がありますが、栽培直前に差し当たってできる事は「輪作」と「接木苗の利用」です。まずは前作にナス科の野菜を植えた場所では栽培しない事が大切です。ナス科の野菜は「なす」、「ピーマン」、「トマト」、「じゃがいも」と家庭菜園では人気の野菜が多いので大変ですが、数年先まで計画を立てて「輪作」をする事が連作障害の予防につながります。又、狭い家庭菜園で輪作が難しい場合は「接木苗」を利用する方法もあります。輪作もして尚且つ接木苗を利用すれば連作障害の可能性をかなり軽減できます。

植え付け前の「土づくり」

植え付け前の畝作り
植え付け前の畝作り

「なす」は栽培期間が長く多くの肥料を食う野菜なので、苗を植え付ける前にしっかりと土づくりをしておく必要があります。植え付け2週間前にはph測定をして必要に応じて苦土石灰で酸度調整をして耕し、1週間前には堆肥や化成肥料を施して畝立てをします。「なす」は根が深く張るので深く耕し、肥料は堆肥3~4㎏/㎡、化成肥料150g/㎡ほど施します。畝は1条植えで幅60~80㎝、高さは10~15㎝が目安です。高畝は根が深く伸びて水はけが良くなる利点がありますが、あまり高くしすぎると乾燥し過ぎるので15㎝以下に抑えた方が無難です。肥料は全面施肥でも溝施肥でも構いませんが、栽培が長期間に及ぶのでたっぷりと施すようにします。

畝立て後の「マルチング」

畝立て後のマルチング
畝立て後のマルチング

畝立てが終わったらマルチングをしましょう。マルチングは絶対必要というわけではありませんが、栽培の成功率や収穫量に大きく影響するので可能な限り行いましょう。「なす」の畝幅を60~80㎝とすると、それにプラス30㎝の幅90~110cmの黒マルチを用意します。ウッドチップや敷き藁があればそれらを使用しても構いませんが、一般的にはビニールマルチを使用します。ビニールマルチは透明色もありますが、雑草防止の点から黒マルチが望ましいです。「なす」の栽培にあたってはマルチングは地温上昇による成長促進、雑草防止、保湿・乾燥防止、雨天時の泥跳ねを防いで病気の予防といった効果が期待できます。

苗の植え付けの条件

土づくりを済ませて苗を購入したらいよいよ植え付けです。植え付け前にまず確認するのは天候と気温です。大雨、台風、強風など悪天候の場合は当然避けますが、まだ寒さが残って遅霜の可能性がある場合はしばらく植え付けを見合わせます。時期的には暖地4月中旬~5月上旬、温暖地4月中旬~5月上旬、寒冷地5月中旬~6月上旬ですが、各地域でも幅があるので慌てて早植えする必要はありません。むしろ早植えすると後述の通りうまく育たない事があるので、十分暖かくなってから植え付けましょう。

苗の植え付け手順

植え付け前のなすの苗
植え付け前のなすの苗
植え付け後のなすの苗
植え付け後のなすの苗
なすの苗を行灯で囲む
なすの苗を行灯で囲む
  • 植え付け前に植え付け場所の近くに2日ほど置いて環境に慣らす
  • 植え付け前のポット苗にたっぷりと水を与える
  • 植え穴に水やりをして染み込ませる
  • 苗を植え付ける
  • 畝全体に水やりする
  • 苗に支柱を立てる
  • 必要なら苗キャップや行灯(あんどん)を設置する

遅霜の心配がなくなり気温が十分に上がって来たらいよいよ植え付けです。苗は近隣の店で購入する事が多いと思いますが、その場合でもいきなり植え付けるのではなく、2日間ほど植え付け場所の近くで水遣りしながら置いておきます。店で販売されていた苗はどのような輸送経路でどのような管理状態にあったのかわかりませんので、急激な環境変化を避けて苗を慣れさせます。

次に水遣りですが、苗にできるだけ負担をかけずにスムーズに活着する様に行います。まずは植え付け前のポット苗に十分に水を与えておき、植穴にも水をたっぷりと染み込ませておきます。ポット苗の土にも植え穴の土にも水が行き渡っている事で根が傷まず伸びやすくなりうまく馴染みます。植え付けた後にも畝全体に水を撒く事で更に水が隅々まで浸透します。

そして、苗が倒れたり折れたりしない様に仮支柱又は支柱を立てます。その後、まだ外が寒ければ苗キャップをつけたりしますが、そうでなくても行灯を設置するのは効果的です。肥料袋を半分に切って苗の周りを囲って短い支柱で止めた行灯(あんどん)を設置すれば、直射日光や風雨から守る事ができ、ある程度虫の被害を防ぐ事も出来ます。

仕立て(誘引・整枝)

行灯からはみ出たなすの苗
行灯からはみ出たなすの苗

苗がある程度生長してしてくると肥料袋の行灯では収まり切れなくなります。それ位苗が成長すればもう行灯を外しても構いません。さて、行灯を外せるほどになれば高さ50㎝ほど、既に1番花が咲いていますが、株が今後順調に生育する為に支柱を立てて仕立てる必要があります。何本に仕立てるかは状況にもよりますが、基本的に3本仕立てにするのが普通です。1番花がついた枝を主枝とし、そのすぐ下の脇芽の2本を側枝として3本仕立てにします。それより下の脇芽は全て取り除きます。支柱は既に主枝に1本誘引していますが、側枝2本にそれぞれ支柱を1本追加します。株数が多かったり支柱が足りないようでしたら、畝の四隅に支柱を立ててロープで囲って誘引する方法もあります。

なすの仕立て方①(6月8日)
なすの仕立て方①(6月8日)
なすの仕立て方②(6月8日)
なすの仕立て方②(6月8日)
なすの仕立て方③(6月8日)
なすの仕立て方③(6月8日)

肥料の施し方(元肥と追肥)

「なす」は「肥料食い」と呼ばれるほど肥料が沢山必要な野菜です。肥料は植え付け前の元肥と植え付け後の追肥を行いますが、これらを怠らなければ長期間十分な収穫が期待できます。逆に、肥料が切れるとその後の生育や収穫量に大きな影響を与えます。

 「なす」の元肥は苗の植え付け前の土づくりと畝立ての時に施します。元肥は畝全面に撒く全面施肥でも構いませんが、栽培が長期間に及ぶ事からできれば溝施肥が望ましいです。「なす」は根が深く張って栽培が長期に及ぶ事から、深さ20~30㎝、幅30㎝ほどの溝を掘り元肥を入れます。地植えの場合は1㎡あたり堆肥3~4㎏、化成肥料150~180g、pH調整が必要なら苦土石灰100~200g施します。プランターや鉢の場合で培養土を使用する場合は元肥は必要ありません。

なすの畝の端に追肥(6月9日)
なすの畝の端に追肥(6月9日)
なすの追肥後埋め戻し(6月9日)
なすの追肥後埋め戻し(6月9日)

追肥は苗の植え付けから約1か月後、1番花がつき始めた頃から施し始めて、以後は約2週間毎に行います。畝の両脇に根の先に溝を掘る様にして、1株につき化成肥料を30~50gを入れて埋め戻します。追肥の間隔や量は一応の目安なので、実際は生育状態に応じて調整します。

サントリーフラワーズ 育て方講座「ナスの育て方」 3分28秒
関連動画‐追肥、穴施肥、下葉の整理

「なす」の花で生育状態を判断

なすの花の長花柱花
長花柱花
なすの花の短花柱花
短花柱花
なすの花の短花柱花②
短花柱花

「なす」の生育状態が良好か判断するには花を観察すればわかります。「なす」の実がうまくできないのは水不足、日照不足、肥料不足など諸条件がありますが、花を見れば判断できます。

 すなわち、「なす」の花の中央にある雌しべが周りの雄しべより長い「長花柱花」の状態なら日当たり、水、肥料は十分足りていて生育状態は良好です。逆に、雌しべの長さが雄しべと同じか短い「短花柱花」なら日照、水又は肥料不足で生育状態が悪いです。日当たりも良く水遣りも十分にできているなら明らかに肥料不足が生育不良の原因ですから、速やかに追肥を行います。そもそも花が咲かずに落ちてしまうようなら明らかに肥料不足のサインです。

「なす」の受粉のしくみ

なすの花(長花柱花)
なすの花(長花柱花)

「なす」の受粉は1つの花にある雄しべの花粉が真ん中にある雌しべに付くことで行われます。「なす」はかぼちゃなど他の野菜と違って雄花と雌花が別にあるのではなく、1つの花の中に雄しべと雌しべがあります。1つの花の中に雄しべと雌しべがあるので、ミツバチに花粉を運んでもらったり、人の手で人工授粉をする必要が少なく、非常に受粉し易い野菜です。正常な健康状態の「なす」ならば雌しべが雄しべより長い「長花柱花」の状態ですから、雌しべの周りの黄色い雄しべから花粉が発生すれば自然と中央の雌しべにくっついて受粉するというしくみです。雄しべの花粉は風で少しでも枝が揺れれば自然と雌しべに付くので、外部の手を加える必要もありません。

なすの花(短花柱花)
なすの花(短花柱花)

しかし、生育不良の「なす」は雌しべが雄しべより短い「短花柱花」なので受粉が難しくなります。雄しべから花粉が出ても中に引っ込んでいる雌しべに付かない為、受粉せずに花が落下してしまうのです。当然ながら受粉しなければ実がつきませんので、実があまりできない株になってしまいます。これはもう完全に肥料不足のサインですので、すぐに追肥の必要があります。畝の両側の土を耕して化成肥料を施せば良いですが、液体肥料を与えれば即効性があります。

「なす」の病気・害虫

病気…すすかび病、うどんこ病、黒枯れ病、灰色かび病、褐紋病、菌核病、綿疫病、褐色腐敗病、褐斑細菌病、根腐疫病、青枯病、壊疽モザイク病、褐色円星病、白絹病、苗立枯れ病、石ナス、高温障害、つやなし果など

害虫…アブラムシ類、コナジラミ類、ミナミキイロアザミウマ、テントウムシダマシ類、ヨトウムシ類、オオタバコガ、ハモグリバエ類、ハダニ類、チャノホコリダニ、チャコウラナメクジなど

病害虫被害を受けたナス①
病害虫被害を受けたナス①
病害虫被害を受けたナス②
病害虫被害を受けたナス②
テントウムシダマシによるなすの被害①
テントウムシダマシによるなすの被害①
テントウムシダマシによるなすの被害②
テントウムシダマシによるなすの被害②

害虫の予防対策…銀色のアルミテープで周囲を囲む、黄色の粘着テープを吊るす、水で葉の裏まで洗い流す、ガムテープでペタペタして虫を駆除する、薬剤を散布する

収穫の時期と方法

  • 中間地(関東・東海地方)6月上旬~10月中旬
  • 寒冷地(東北・北海道)7月上旬~9月下旬
  • 暖地(九州・沖縄)5月下旬~10月下旬
  • 開花後20~25日
  • 収穫の際に切り戻し剪定を繰り返せば収穫量増加

なすを収穫する度に枝を切り戻して脇芽を伸ばし、伸ばした脇芽から収穫後切り戻して又脇芽を伸ばす。これを繰り返しながら栽培すれば大幅に収穫量が増えます。切り戻しするのは最初から最後まであくまで脇芽で、主枝と側枝は最後まで残します。これを収穫の度に行えば常に新しい枝が伸びていく事になり、夏の収穫量が落ちる時期に全体を切り戻す更新剪定をしなくて済みます。

なすの切り戻し剪定方法

なすの花芽の上を切る
なすの花芽の上を切る
なすの切り戻し剪定
なすの切り戻し剪定後(6月21日)

なすの切り戻し剪定の方法は幾つかありますが、一番わかりやすくて簡単なのは前述の脇芽の切り戻しをする方法です。次から次へと伸びる脇芽に花が咲いたらその先の葉を1枚残して枝を切り戻し、その下の脇芽を伸ばします。その脇芽が伸びて花芽がついたら再び上の葉を1枚残して枝を切り戻します。そして下の脇芽が伸びて花芽がついたらまた切り戻す事を繰り返します。

なすの脇芽の花芽
なすの脇芽の花芽
なす花芽の上の葉を残して切る(6月21日)
なす花芽の上の葉を残して切る(6月21日)
なすの切り戻し剪定後(6月21日)
なすの切り戻し剪定後(6月21日)

文章で説明してもわかりずらいので3パターンの剪定事例写真を掲載していますが、共通しているのはいずれも花芽の上の葉を1枚残して枝を切り取る事です。枝は全て脇芽で、主枝と側枝は最後まで残しておきますので間違えないようにします。

なすの切り戻し剪定前
切り戻し剪定前
なすの切り戻し剪定後
切り戻し剪定後

関連動画‐なすの切り戻し剪定法

ナスを切り戻して、たくさん収穫しよう!

「なす」の更新剪定

  • 秋なすを収穫するために枝葉を切り落して若返らせる
  • 更新剪定の時期は7月下旬~8月上旬
  • 秋ナスを収穫しない場合はする必要なし
  • 主枝や側枝を2分の1から3分の1切り戻す
  • 株元から30㎝ほど離れた所からスコップを入れて根を切る
  • 根切り後、スコップの隙間から化成肥料又は液体肥料を与える

「更新剪定」とは夏の暑さ、乾燥や病害虫で株の勢いが衰えてきた際に、一旦枝を大幅に切り落として新枝・新芽の発生を促して秋ナスの収穫に備える事です。なすの収穫は一般的には6月頃から始まりますが、暑さ本番となる8月にもなると沢山の実をつけてきた株は疲れ始めて草勢が低下してきます。収穫時期の初期には艶と光沢があり柔らかくて瑞々しい良質の実が獲れていても、1カ月、2カ月経つ頃には艶も光沢もないボケナスや固くてスカスカの石ナスといった品質が低下した実が多くなります。

なすの生育不良の実
なすの生育不良の実
なすの害虫被害
なすの害虫被害
ボケナス・石ナスの収穫
ボケナス・石ナスの収穫

又、暑過ぎて花が咲いても花粉ができない不稔が発生したり、乾燥し過ぎて雌しべが発達しない短花柱花が多くなったり、夏の高温で害虫が活発になったりと、真夏の時期は「なす」の生育にとってはかなり過酷な環境です。更新剪定はそうした真夏の過酷な環境を避けて株を休ませて秋なすを収穫するために欠かせません。枝葉や根を切り落として、新しい枝葉と根を伸ばす事で新たな収穫を迎えるのです。

更新剪定で注意すべきは適切な時期に行う事です。一般的には更新剪定の時期は7月下旬から8月上旬ですが、目的は秋ナスを収穫する事です。秋ナスの収穫時期は9月~10月ですが、更新剪定から収穫できるまでは1カ月はかかるのでそれを考慮して行わなければなりません。遅すぎると収穫再開の時期が遅れますし、早過ぎても真夏の猛暑の最中では生育不良になりかねません。

更新剪定は必ずしも行う必要はありません。更新剪定をすると真夏の1カ月は収穫できなくなりますので、真夏でも継続して収穫したい場合や秋ナスまで必要なければ無理にする必要はありません。又、夏野菜の収穫を早めに終えて、他の秋野菜の作付けを始めたいという場合もあります。更新剪定はあくまで自由です。

関連動画「なすの育て方」

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なすの栽培事例①

早過ぎた苗の植え付け(撮影日:4/10)

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4月上旬に苗を12本植え付けましたが、ほとんどが寒さと風雨で折れたり枯れてしまいました。今年の4月は天候不順で雨が多く、なかなか気温が上がらない日々が続きました。12本の苗が1ヵ月後には4本しか残らない惨憺たる結果となりました。本当は5月に入り気温が上昇したら植えるつもりでしたが、ホームセンターでたまたま安く販売していたのでつい衝動買いしてしまいました。市価の6割引でしたが、3分の2も駄目になったら意味がないですね。やはり、時期をみて計画的に栽培した方が良いです。

4月末の苗の植え付け(撮影日:4/29)

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4月の天候不順も収束に近づき、気温も徐々に上昇してようやく春らしくなってきました。これなら苗を植えつけても大丈夫だろうと、ようやく苗を5本植えつけました。4月上旬に植えつけた苗は8本もダメになってしまい、本当に無駄になってしまいました。今回の5本は茎も葉もしっかりしていて順調に育ちそうです。「マルチシート」だけでなく、「風除け」もしっかり施し、万全の状態で植えつけました。土作りにも日当たりにも気を配ったので、出だしは順調です。もちろん、これから大きくなるにつれ、肥料、支柱立てや整枝など手入れが必要なので、頑張っていきたいと思います。

5月中旬の苗の植え付け(撮影日:5/13)

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5月に入り気温も上がり、陽気が良くなって野菜作りも忙しくなって来ます。なすの苗の植え付けも2回に渡り行って来ましたが、8本もダメになって残り9本です。これだけでも十分ですが、畑はまだスペースがあるので、又なすの苗を植えつけることにしました。今年は上手くいけば「なす」だらけの夏になりそうです。「連作障害」の事も考慮して、同じ畝には同じ科の作物を育てたいので、「ナス科」の「トマト」「ピーマン」を同じ畝に植えつけました。来年は同じ場所には別の科の野菜を作るつもりです。

収穫間近の「なす」(撮影日:6/20)

収穫間近のナス
収穫間近のナス

5月の連休前後に植えつけた10本のなすの苗も随分成長し、ようやく収穫間近になってきました。苗の成長を促すため、1番花は摘み取りましたが、2番花、3番花が受粉して立派に大きくなってきました。順調な生育ですが、あまり大きくすると株に負担がかかるので、そろそろ収穫しようと思っています。ここまで成長するのには、土作りや風除けに気を配り、水遣りを欠かさずしてきたおかげです。植え付け時期の5月は天候にも恵まれて、苗が傷むこともなくここまで成長することができました。

収穫最盛期のナス(6月下旬)

収穫最盛期のなす
収穫最盛期のなす
収穫最盛期のなすの株(6月下旬)
収穫最盛期のなすの株(6月下旬)

初収穫を終えたなすですが、生育も順調で毎日収穫しています。株を十数本植えてあるので、毎日少なくとも1本、多くて5本位は収穫できます。農薬は使いたくないので消毒は全くしていないため、かなり害虫の被害を受けています。株元から大量の蟻が茎をつたって葉を食い荒らしています。ほとんどの株は元気に育っていますが、葉が結構穴が空いていて困っています。それでも花はたくさん咲いて実が多くなっていますので、収穫量には満足しています。

マルチのわきに「追肥」

収穫が順調な「なす」ですが、何本も収穫しているとさすがに肥料切れになってしまいます。土作りはしっかり行ったので、肥料は十分のはずですが、それでも追肥は必要です。株の生育状況をみて、数週間に1回は追肥を行います。ビニールマルチの脇に化成肥料を適量まいて土にすき込みます。ビニールマルチがあると追肥がやりにくいのですが、マルチは地温上昇や病害防止に必要です。マルチの脇にしっかりと化成肥料をすきこんで、なすの生育を助長します。

夏の猛暑と虫食いで収量減少(撮影日:7/30)

猛暑で品質が落ちた茄子(7月26日)
猛暑で品質が落ちた茄子(7月26日)
疲れてきたナスの株(7月26日)
疲れてきたナスの株(7月26日)

順調な収穫が続いていましたが、夏も本格的になると収穫量が目に見えて減って来ました。株がだいぶ大きくなり、成長に勢いがなくなって来た上、葉がかなり虫に食われています。6月下旬から7月中旬までの「なす」がみずみずしくて艶があって一番品質が良かったのですが、8月に入ると固くて虫食いがあり小さななすが多くなりました。なすが小さくなったのは肥料のせいもあるかもしれませんが、これだけ葉が虫食いにやられるとさすがに収穫に影響してしまいます。

「秋なす」のために「更新剪定」

これまで十数株から相当数の収穫がありましたのが、株が大きくなりだいぶ成長疲れが見えてきました。真夏の暑い時期にこのまま葉茎を伸ばしてもこれ以上の順調な収穫は望めないので、一度伸びきった葉や茎を切り戻す「更新剪定」の必要があります。剪定することで又新たに葉茎が伸びてきて、花が咲いて、なすの実がなります。早めに剪定すれば、夏の猛暑が過ぎて涼しい秋になればもう一度おいしい「なす」を収穫できます。もうすでにかなりの量を収穫したので十分元は取りましたが、せっかくですから「更新剪定」しておいしい「秋なす」を収穫したいものです。

「更新剪定」と「根切り」(撮影日:8/5)

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連日30度を超える猛暑で夏も真っ盛りの中、今日「なす」の「更新剪定」と「根切り」を行いました。1メートル以上もあった株ですが、葉茎を半分以上も切り落として、まるで散髪に行ったかのようにスッキリしました。「更新剪定」についてはこれまで気にはしていたのですが、いざバッサリ切るとなると勇気がいるものです。本で調べたりしていたのですが、ちょうどテレビでなすの「更新剪定」の仕方を紹介していたので、その通りにしてみました。まず、伸びきった葉茎を半分を目安に切り落とします。思い切りが肝心で躊躇して少しだけ切っても効果が少ないです。これで秋になるまでにはまた新しい茎と葉が生えて、なすの実がなります。剪定と共に、「根切り」をするのも重要です。根から養分を吸い取るのですから、根も同じように切る事で新しい根が生えてきて養分の吸収が促進されます。本枝から円形に周囲30cmにスコップで差込み、伸びきった根を切断します。「根切り」と同時にスコップと土の隙間に化成肥料を「追肥」すれば万全です。夏の間はしばらくは「なす」が収穫できませんが、おいしい「秋なす」を食べるための準備期間として楽しみにする事にします。

「更新剪定」後の収穫(8/28・9/7)

更新剪定後のナスの株(9月5日)
更新剪定後のナスの株(9月5日)

手間をかけて「更新剪定」しましたが、その後の収穫は芳しくありませんでした。収穫はわずか数本で満足のいくものではありませんでした。はじめて「更新剪定」をしたのでやり方が悪かったのかもしれませんが、剪定後の株は以前のように元気がなく、葉も茶色がかっていました。

家庭菜園のテレビ番組で紹介していた通りの方法で剪定と根切りを行いましたが、よほど旨くやらないと1株で夏と秋の2期に渡る収穫は難しいようです。「秋茄子は嫁に食わすな」とまでいわれる美味しい秋茄子ですが、今回は完全に失敗でした。秋茄子を収穫するには新たに苗を植えつけたほうがよさそうです。実際、ホームセンターでも秋茄子用に8月でも茄子の苗が販売されていました。更新剪定後以降はほとんど収穫できず、次の作付けのために結局株を抜いて処分してしまいました。

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なすの栽培事例②

苗の植え付け1回目(4/21)

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4月下旬になり気温も大分上昇してきたので、なすの苗を5株植え付ける事にしました。なす栽培も今年で2年目に入り、昨年の経験を生かして今年も美味しいなすを作りたいと思っています。品種は「千両2号」や「黒陽」がよく出回っていますが、まずは「黒陽」を5株植え付ける事にしました。植え付けするなら5月中旬位が適期ですが、1度に何株も植えると大変なので、分散して植え付け作業をする事にしました。あまり早く植えつけたからといって気温が上がらなければそれほど収穫の時期に差はないのですが、天候不順の場合や苗の入手可能性等のリスクを考えて、作付けを分散しています。昨年は4月中旬に植えつけた苗が天候不順でほぼ全滅してしまい、苦い経験をしました。マルチシートのみで風除けを十分に設けなかった事も原因だと思いますので、今年は1株1株丁寧にマルチシートと風除けで保護しました。支柱もしっかりと挿し、苗を麻紐で誘引して万全の対策を施しました。まだまだ弱弱しい幼苗ですが、順調に生育してくれればと願っています。

苗の植え付け2回目(05/02)

購入したなす(千両2号)の苗
購入したなす(千両2号)の苗
なす(千両2号)の苗の植え付け①
なす(千両2号)の苗の植え付け①
なす(千両2号)の苗の植え付け②
なす(千両2号)の苗の植え付け②

5月上旬に入り、2回目の苗の植え付けをしました。今度も5株ですが、品種は「千両2号」です。前日にショッピングセンターで1株68円で購入しましたが、先日植えた「黒陽」と比べると貧弱感は否めません。これは品種の違いというより、苗のポット大きさの違いといったほうが良いでしょう。「黒陽」のポットは9cmで大きめでしたが、一方「千両2号」のポットはわずか6cmと一回り小さいものでした。ポットが小さければ必然的に苗も小さくなります。同店では「すいか」の苗が目的で訪れましたが、ついでになすの苗も購入してしまいました。あまりに弱弱しい苗で心配でしたが、畑で成長してしまえば結局は同じです。どちらも無事に成長してくれる事を願うばかりです。5月になったとはいえ、まだ気温も十分上がってませんので、ビニールマルチと風除けを施しました。特に風除けは茎も細い幼苗にとっては重要です。吹きすさぶ強風から守ってくれる風除けは苗にとっては神様です。支柱も立てて誘引もしていますが、苗が十分に育つまでは保護が必要です。

なすの品種「黒陽」と「千両2号」

なすの栽培をする上でまず気になるのはどの品種を植えるかです。なすの種類は多数ありますが、種苗店やホームセンターで実際販売されている品種は限られています。どの店に行っても一般的には「黒陽」と「千両2号」が苗の代表的品種です。「黒陽」は濃黒紫色の極早生の太長なすで、初期収量が多い豊作タイプの品種です。「千両2号」は夏秋なすの代表的品種で人気も高く、濃黒紫色の長卵形なすです。皮も柔らかくて食味が良く、長期間収穫可能です。どちらの品種も長い品種改良の上に生き残ってきた品種で、なす栽培では1、2を争う品種です。「ふじやま」さんは正直どちらの品種が良いのかわからないので、両方とも栽培しています。味も大事ですが、やはり収量も重視しなければなりません。品種の特徴では長期間収穫できるという「千両2号」に注目しています。

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苗の植え付け3回目(05/09)

なすの苗の植え付け①(5月9日)
なすの苗の植え付け①(5月9日)
なすの苗の植え付け②(5月9日)
なすの苗の植え付け②(5月9日)
なすの苗の植え付け③(5月9日)
なすの苗の植え付け③(5月9日)

先日の5株の植え付けに引き続き、今日もなすを4株植えつけました。これで今年は3回目の植え付けで、株数は全部で14株になります。家庭菜園でこれだけの株を植えつけるのは明らかに多いと思います。普通の家庭菜園ではせいぜい2株とか多くても5株位だと思いますので、こんなに作ってどうするのかとツッコミを入れたくなります。それでも昨年は12~13株作っても食べきれないほどの量ではなかったので、14株でも大丈夫だと思います。なすは炒めて良し、煮て良し、揚げて良し、漬けて良しと万能野菜ですから、ありすぎて困るという事はありません。今年は1畝に既に10株を植えつけてまだスペースがありますが、今回の4株は全く別の場所に植えつけました。全て同じ畝だともしうまく成長しなかった場合が心配だからです。4株は今年「トマト」を植えつけた横に植えつける事にしました。同じナス科なので「連作障害」を避ける為にも同じ科の作物を同区画で栽培する事は重要です。10株は土を耕して肥料をまく全面施肥を行いましたが、この4株は植え付け場所に溝を掘って肥料を埋めておく「溝施肥」を行いました。根の張り具合にもよりますが、なすは栽培期間が長いので「溝施肥」の方が良いかもしれません。ともあれ、植え付け場所を別にする事で、リスク分散を図りました。これで今年のなすの苗の植え付けは終了で、黒陽を5株、千両二号を9株植えつけました。

「わき芽」取り、誘引、風除け除去(05/23)

なすの脇芽取り①(5月23日)
なすの脇芽取り①(5月23日)
なすの誘引と風除けの除去①
なすの誘引と風除けの除去①
なすの誘引と風除けの除去②
なすの誘引と風除けの除去②

4月下旬に植えつけた苗も大分大きくなり、風除けからはみ出すほど成長してきました。風除けも窮屈になってきましたので、今日外して「わき芽」の除去と茎の誘引を行いました。今まで風除けを設置していたので、わき芽はそのままにしておきましたが、これだけ株が大きくなればそろそろ取り除かなければなりません。枝葉が混み過ぎると日光が十分当たらなかったり、風通しが悪くなるからです。なすの場合は主枝を2本、3本にして側枝を伸ばす方法が多いですが、どちらにしても「わき芽」の除去は欠かせません。特に株元はわき芽だけでなく枝葉もある程度取り除く必要があります。株元はマルチをして泥跳ねを避けても、水が常時かかるような状態では傷んでしまうので、取り除いて風通しを良くしてしまった方が良いです。株の高さは1メートル以上にもなりまだ枝葉も成長するので、株元で栄養を分散させてしまう事はありません。株元の枝葉やわき芽を取り除いてスッキリした後は成長した枝を支柱に結び付ける「誘引」をしておく必要もあります。

「わき芽除去」と「誘引」続き(6/04)

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「風除け」を外してから「わき芽」取りと「誘引」をしましたが、今回も引き続き「わき芽除去」と「誘引作業」を行いました。まだまだ花が咲く気配はありませんが、健全な成長を促すにはこうした手間暇を惜しんではいけません。最初のわき芽除去から2週間も経つと株も成長し、「わき芽」も生えてきます。前回取り損ねた「わき芽」も取り除いて、長くなった茎を麻紐で「誘引」しました。茎も葉も虫に食われた形跡もなく、青々と健全に育っています。株元から生えている「わき芽」もしっかり取り除いて、風通しを良くしてあげる事が大切です。

次々と花を咲かせる茄子(6/20)

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4月下旬に植えつけ始めた茄子も、2ヵ月後の6月下旬になり、ようやく花が咲いて実がなりはじめました。生育状態も良く、虫の害もなく、申し分ありません。花が次々と咲いて実がなり始めているのもあり、初収穫まであと少しです。今は梅雨の時期で畑が乾く事はありませんから、多量の水が必要な茄子には丁度良い時期です。

初収穫(06/26)

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4月下旬に苗を植えつけてから、2ヶ月でようやく初収穫です。まだ小ぶりですが、あまり大きくすると株に負担が掛かり、あとの実がなるのが遅くなりますので早めに収穫しました。昨年も6月下旬に初収穫たので、時期的にはやはり今が収穫の時期となります。色艶があり、触ってみて弾力もあるので、初収穫としては上出来です。早速炒めて食べてみましたが、やはり初収穫の野菜は何を食べても美味しいものです。

虫食いがひどい葉と実が固い茄子(7/10)

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6月下旬の初収穫から次々と収穫してきましたが、7月上旬になって段々と品質が落ちてきました。昨年は7月末に経験したのですが、葉が虫食いにやられて実も小さく、固くて虫食いだらけになってしまう現象です。初収穫からまだ2週間程度しか経っていませんが、もうこれだけ質が落ちてしまうとがっかりです。消毒をすればよいのかもしれませんが、「ふじやま」さんの家庭菜園は無農薬が鉄則ですから農薬は使用しません。色々調べてみると、実が小さく固くなるのは「石なす」と呼ばれ、虫食い等で実が裂けるのは「裂果」といいます。どちらも茄子の生理障害で、大雨や日照不足など天候不順による所が大きいそうです。こればかりは天候次第ですから、早く梅雨が空けて好天が続くようになる事を願うばかりです。また、今年の6月は過去最高の気温を記録したりと気温の上昇も著しいので、アブラムシなどの虫の被害も大きいようです。株元の葉を取り除いたり、上部の葉を適度に切ったりして日当たり、風通し良くすると良いかもしれません。

夏の猛暑で生育不良(08/10)

梅雨明けした7月中旬からしばらくは涼しい日が続きましたが、7月末から連日30℃を超す猛暑になり、「なす」の生育が著しく悪くなってきました。梅雨明け寸前には既に生育不良が出てきましたが、葉が虫食いの被害を受けて実は艶がなく固いものばかりです。8月に入るとまともに収穫できる実がほとんど生らなくなりました。「なす」の生育適温は15℃~30℃で、30℃以上の高温になると花粉機能が低下し、着果が少なくなります。また、連日の日照り続きで土は完全に乾いてしまっています。昔から「なすは水でつくる」といわれますが、これだけ乾燥していると良い実ができるわけがありません。

マルチ除去で土中温度上昇防止(08/12)

真夏のナスの生育状況③(8月12日)
真夏のナスの生育状況③(8月12日)
真夏のナスの生育状況③(8月12日)
真夏のナスの生育状況③(8月12日)

夏の猛暑で土の温度が上がり過ぎると生育が悪くなるので、「ビニールマルチ」を外しました。4月下旬に植えつけた当初は地温上昇に役立ちましたが、35℃近くになる8月の猛暑では「ビニールマルチ」は逆に暑すぎて生育を阻害します。葉は虫食いがひどく、「なす」の実もなかなか良いものができません。このままでは夏の収穫はほとんど見込めません。猛暑がやわらぐ9月、そして秋茄子となる10月にもならなければ収穫できないかもしれません。昨年は剪定をしましたが、今年は一切剪定しないつもりです。このまま8月は我慢して、9月にも再び収穫できれば良いと思います。

8月はほぼ収穫ナシ(8/28)

「なす」は今年は14株も植えてありますが、8月に入ってからは収穫はほとんどありません。小さな実はできてもそれ以上成長せず、6月下旬に収穫した様なみずみずしい「なす」の面影はありません。8月中は結構雨も多く潅水も十分だと思いますが、これほど生育が悪いとなす術がありません。葉も虫食いだらけで枝にも元気がないのが一目でわかります。近所の畑の「なす」は葉が生い茂り、美味しそうな実がなっています。羨ましい限りですが、ちゃんと手入れをしているから収穫できるのでしょう。ほぼ放任状態の株では収穫を望むべくもありません。手をかけたい所ですが、秋冬野菜の作付けに忙しく、手を回せない状態です。

9月で収穫は望めず栽培終了か

8月を過ぎて多少暑さが和らぎ、9月に入れば少しは収穫可能かと思いましたが、状況は変わらずじまいでした。今年はシーズンを通して栽培が不調に終わったともいえ、まともに収穫できたのは6月の収穫初期だけではなかった気がします。7月は虫食いにやられ、また実は固くなる一方で、8月は猛暑で収量が激減し、9月になっては秋ナスも収穫できずといった具合です。原因は多々考えられますが、次回の栽培に生かしたいと思います。

コメント

  1. […] 連作障害は野菜の種類によって程度が違います。すなわち、野菜によって連作障害が出易いものもあるし、出にくいものもあります。連作障害の出易い野菜にはスイカ、ナス、エンドウなどで7年以上、トマト、ピーマン、ゴボウなどは5~6年以上、里芋、メロンなどは3~4年以上、キュウリ、じゃがいも、そらまめ、レタス、白菜、インゲンなどは2年以上連作を避けた方が良いといわれます。一方、連作障害の出にくい野菜には大根、サツマイモ、カボチャ、人参、小松菜、玉ねぎ、ネギ、春菊、インゲン、みょうが、ふきなどがあり、これらは同じ場所で続けて作っても障害が出にくいといわれています。 […]

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